第03週「悩めるサーターアンダギー」(月)
放送日
- 2022年4月25日
概要
時は1971年。比嘉家の母・優子は、今は村の共同売店で働いている。そして四兄妹はそれぞれに成長している。暢子はやんばるの高校生。相変わらず足が速く活発な人柄だ。そして、暢子は今、卒業後の進路、就職をどうするかを考える季節。兄・賢秀、姉・良子、妹・歌子もそれぞれに大きくなり、やんばるを舞台に兄妹の新たな物語が始まる。(NHKオンデマンドの解説より)
1971年6月17日、沖縄返還協定が結ばれ、翌年に日本に返還されることが決まる。そして9月。
暢子は高校三年生。陸上部の三年に短距離走で勝ち、アーサーアンダギーを手に入れる。料理担当を続けているため、部活には入っていない。
良子は那覇の短大に進学、この春から教師となり村の小学校で働いている。歌子は高校一年生。優子は共同売店で働いて一家を支えている。善一が妻に先立たれ、手が足りなくなったのだ。智は高校を卒業して三年、商売を広げようと頑張っている。賢秀は高校時代、ボクシングと喧嘩に明け暮れて中退。働いても長続きせず、今は家でゴロゴロしている。
ある日、岸壁で三人の若者が昼間から酔っ払い、酔った勢いで通りかかった老婆を突き飛ばす。そこを賢秀が通りがかり、三人を殴り倒してしまう。賢秀は警察に捕まるも、注意で済まされ、その日のうちに解放されるが、三人のうちの一人が眞境名商事の社長の息子だった。暢子は卒業後は眞境名商事に就職が内定していたが、取り消されてしまう
今日の歌子
「(賢三が、海の向こうで)元気にしてるかなぁ」
死んだ人間も、元気だったり元気でなかったりするのだろうか。
雑感
子役時代は終わり、一気に本役の人が登場。
7年間の出来事がナレで語られたが、驚くことばかり。賢秀が高校へ進学した? 良子が大学まで行った? 今年からは良子が給料を家に入れるようになったからぐっと楽になっただろうが、暢子も歌子も高校へ進学し、しかもかなりきれいな制服を着ている。よく見るとつぎが当たっていたりするようだが、見た目はよれよれではなく小奇麗なものに見える。先週あれほど困窮の極みだったのに、いったいどうしてそんなことができたのか。何の説明もなかったので、理解が追い付かない。きっと明日以降、謎が解明されるのだろう。