窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「ちむどんどん」(14)

第03週「悩めるサーターアンダギー」(木)

放送日

  • 2022年4月28日

概要

暢子は兄・賢秀の喧嘩騒動のあおりで、自らの就職についてもやもやした思いを抱えていた。気晴らしに訪れたハンバーガー店では、意外な相手と出くわしてしまう。姉の良子は大学時代の仲間とつきあうために、母・優子にも黙って新しい服を買ってしまい、フォークダンスの集まりに参加することに。妹・歌子は音楽の授業でとある教師に目をつけられて……。(NHKオンデマンドの解説より)

良子は家族に内緒で服を買い、フォークダンスに出かけるが、深夜帰宅し、内職仕事をしている母を見て、すべてを話してしまう。優子は「あなたが楽しかったら、それが一番いい」と慰める。

暢子は早苗に誘われて名護のハンバーガーショップへ行くと、そこで眞境名英樹と会ってしまい、継ぎ宛ての服をバカにされ、お前なんてどうせ玉の輿目当てなんだろうとうそぶく。腹を立てた暢子がつかみかかるが、店で働く智に阻止され、未遂。その夜、優子のところへ電話がかかってくる……

今日の下地響子

「モアファッション! モアパッション!」

今日の暢子

「うちらしくって何? 食いしん坊? 走りが速いこと? そんなの大人になったら何も通用しないさ」

雑感

暢子

再びもやもやする回。眞境名英樹は「お前の代わりなんかいくらでもいる」と言うが、ハンバーガー屋に入り、大勢の客のいる前で、大きな声で何もしていない女の子に絡み、さげすむようなことをして歩いていれば、眞境名商事の評判は落ちる一方。「代わり」を見つけるのも難しくなるだろう。父親自身の人間性はわからないが、日本に返還されれば、本土からウーマンリブがやってくる、ということを認識している経営者なら、このような事態を放置しておいてよいかどうかの判断ぐらい、つきそうなものだが……

それにしても、すぐ親に言いつけるのね、このおぼっちゃまは。恥ずかしくないのかね?

良子

時系列が歪んでいるように思えて仕方ないのだが。智が比嘉の家に来る、それと入れ違いに良子が家を出る、智は名護のハンバーガー屋で働くことになったと暢子に報告。良子は名護に行き、着替えて、里美とともにハンバーガー屋を訪れ、石川と合流。その店で智が働いていた。

その日にシフトに入るのであれば、暢子が「歌子を見ていて」と頼んで引き受けている場合ではないだろう。さっさと帰宅して着替え、名護に行かなければ。もし歌子が「帰っていいよ」と言わなければどうなっていたのだろうか?

良子の言った店は、酒(ビール)は出すし、フォークダンスの会も催す。暢子が行ったのはマクドナルド的なファーストフード店。これを同じ店とするのは無理はないか。そこに智がいることが脚本的には大事なんだろうけど。マクドナルドの1号店が日本にできたのは1971年の7月だが、沖縄はアメリカ傘下だから、もっと早くこの手の店はあったのでは、と思うがいかに?

ところで、良子は給料を丸ごと渡していたようだ。ちょっと見直した。が、仕事にも生活にも経費がかかるのだから、自分の分は取り除いた方がいい。そうすれば、服を買うことにここまで罪悪感を持たずに済んだ。

歌子

下地響子になぜか目を付けられたようだ。それに仲村英子が嫉妬する。

音楽の授業で「あの素晴らしい愛をもう一度」を斉唱。1971年のヒット曲だが、もう沖縄まで伝わっていた? 下地響子はずいぶん先進的な教師だ。下地のしゃべり方がのだめみたい。片桐はいりものだめに出演していたが。

その他

  • 「ちむどんどんする」というセリフを、一回の放送で二回以上言わないといけない、という規則でもあるのだろうか? うざい。



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