窓の向こうに

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「元彼の遺言状」第3話

タイトル

「元彼の遺言状」第3話「最強バディが新しい事件に! 家族が消える家? 撲殺死体と灰の謎は……」

放送日

  • 2022年4月25日

登場人物

  • 画大(進藤昌夫、殺害された進藤不動産の社長)
  • 望月歩(黒丑益也、殺人容疑をかけられたホスト、源氏名武田信玄
  • おかやまはじめ(尾形、関東理科大学の研究者)
  • 佐々木春香(真美、社長に暴行し検挙されたドライバー。犬を飼っている)
  • 鬼塚俊秀(常國建設社員)

概要

麗子は、引き継いだ『暮らしの法律事務所』の雑用係として篠田を住まわせる。だが、肝心の仕事の依頼は、離婚調停の相談など、金にならない案件ばかりだった。

そんな折、麗子のもとへ“武田信玄”を名乗る男から依頼の電話が入り、殺人事件があった秋須坂町の進藤不動産へと向かう。殺されたのは進藤不動産社長の進藤昌夫。弁護士が来るまで何も話さないと言い張り、座っていたのが黒丑益也という青年だった。黒丑は、ホストクラブ『戦国』で武田信玄という源氏名で働いているらしい。

黒丑は、三ヵ月前に自宅に訪ねてきた進藤から、立ち退きを持ちかけられたという。だが一ヵ月前にもう一度やってきた進藤は、まるで人が変わったように、「ここは自分の物だから一ヵ月以内に出て行け」と言い出したらしい。黒丑は、交渉するために進藤に会いに来たら彼が死んでおり、すぐに警察に連絡した、と主張していた。

別の日、麗子のもとへ事務所の開業祝いを持って紗英が訪ねてきて……。(公式サイトより)

常國建設は秋須坂商店街をつぶして大規模なショッピングセンターを作る計画を立て、商店街の土地を買収する業務を進藤不動産にやらせていた。が、大規模な反対運動もあり、買収は思うように進まない。黒丑益也の住む家の地主は進藤だったが、立ち退けと言っても黒丑は立ち退かない。そんな渦中に商店街で火事が起き、新藤が殺害されるという事件が起きた。

土地の買収がうまく進んでいないことを見てとった剣持麗子は、一件1000万円で買収を請け負うと常國建設に持ち掛ける……

雑感

だんだん骨格がわかってきた。剣持麗子に一般的な意味での正義感や道徳観はなく、お金になることをやろうとする。今回も黒丑益也からの依頼に応じて秋須坂商店街に起きていることを察知し、最も金になるのは常國建設に付くことだと、売り込みに行く。その過程で殺人事件の謎を解いて真犯人を見つけ、黒丑益也にかかっていた嫌疑を晴らす。あまつさえ、ここら一体の水道管が腐食しており大きな問題になりかねないことに気づく。

これらの情報を元に常國建設に交渉するが、常國建設は麗子の提案を蹴り、津々井法律事務所に依頼するのだった。

殺人事件を解決するという、ドラマ的には最も大きなことを成し遂げた麗子だったが、これに対しては無報酬。つまり、頭がよく、行動力もあり、実際に数々の問題を解決していくが、常にお金はもらえないという話なのだろう。

ミステリーの方は何が謎でなぜ真相にたどりついたのかよくわからなかったが、浅野和之に油揚げをさらわれ、負け惜しみを口にする綾瀬はるかは面白かった。
(2022-04-30 記)


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