第13週「向かい風の中で」(水)
放送日
- 2022年12月28日
概要
舞が工場を手伝い始めてひと月。浩太は社員たちに経営状態が改善していないことを説明し、皆にコストを下げて利益をどう上げるか知恵を貸してほしいと頼むが、会議室はそれぞれの部署の言い分がぶつかり険悪な雰囲気になる。舞は任されている商品梱包の仕事を責任感をもって行うが、昼休憩に緊張した肩をほぐしていると、事務員の山田に嫌味を言われてしまう。(NHKオンデマンドの解説より)
笠巻が章を飲みに誘い、何を悩んでいるんだと訊く。章は、他社から高給で誘われているんだと答える。笠巻は、お前には子どもが三人もいるんだから、俺らのことは気にしないで決めればいいと言う。
浩太は、太陽光発電の会社から声がかかったとみんなに告げる。通常納期三ヵ月のところを一ヵ月半という厳しさだが、うまくいけば大量発注の可能性ありと鼓舞する。
そこへ悠人がやってくる……
感想
基本的に、他所から声がかかっている人はどんどん出て行ったらいいと思う。Iwakuraの社長は温情主義で、自分から辞めてくれとはなかなか言えないが、受注が減っているなら社員も減らさなければ給料が払えないのは自明の理。ただ、あまりの厚遇は注意した方がいい。Iwakuraの給与水準がどのくらいかわからないが、その倍を出すというのは話がうま過ぎる。使い捨てられたら行くところがなくなる。
昨日も書いたが、舞がIwakuraで働くのはいいことではないと思う。社長の娘がぽんと現場に来たら、他の従業員は戸惑う。余計な軋轢を生むだけ。家族経営だった岩倉螺子の頃とは違うのだ。そもそも、無休で人を働かせることが労基法上許されるのか?
これも昨日「悠人ならよい買収先を見つけ、渡りをつけることができるかも知れない」と書いたら、今日、悠人が工場へやってきた。売る気満々だよこの人……。恐らく悠人の考えていることは、限りなく正論に近いと思うが、よほどうまく切り出さないと、浩太を怒らせるだけの結果になることが、悠人にはわかっていない……
というところで年越し。ええー。