窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(062)

第13週「向かい風の中で」(火)

放送日

  • 2022年12月27日

登場人物

  • 二宮星(あかり)(土屋景子、工員)

概要

退院した浩太は、会社の朝礼で心配をかけたことを従業員たちに謝り、皆と元気にラジオ体操をする。そして職場の自席に座り喜ぶ浩太。めぐみもその様子に喜ぶ。そこへ経理の古川がやって来る。古川は経費削減のために人員整理をしてほしいと言うが、浩太はかたくなにそれを拒もうとする。(NHKオンデマンドの解説より)

結局、梱包を担当する女性パート3人を解雇し、代わりに舞が無給で働くことになる。信用金庫は、パートの首を切ったくらいでは再建できない、人員を大幅に削減するとか、工場の機械を売るとか、抜本的な策を考えるよう強く要望を出す。

感想

受注が激減しているはずなのに、Iwakuraでは皆が忙しそうに働いているのはなぜだ。リストラをしたらその分の仕事を誰がするかで悩んでいるのが不思議。

それにしても、三人で担当している梱包作業を三人全員、一気に辞めさせるのは悪手だ。恐らくこの三人が正社員ではなくパートだから、まずはパートの人から、という考えなのだろうが、こういうところが浩太が経営者として足りないと思わせる点だ。それぞれの部署から少しずつ減らしていかなかったら、会社が立ち行かなくなるではないか。

舞は今、住むところも食べるものも親がかりだ。だからこそ、親が大変な今、手伝うのは当然と考えているようだが、自分は、舞はIwakuraとは関係ないところできちんと就職すべきだと思う。とにかく、最低一年間は博多航空には入れないのだから、それまでフルタイムで働き、家賃や食費を親に現金で入れたらいい。浩太らにとっては、仕込んでも一年後にいなくなる働き手より、現金収入の方がありがたいかも知れない。それに、家族全員が同じところで働いていると、問題が起きれば家族全員が暗くなるし、潰れたら家族全員が路頭に迷う。外貨を稼ぐというのは、結構大切なことだと思うのだ。

悠人が力になってくれないかと期待する向きも世間ではあるようだが、多少のお金を注ぎ込んでも穴の開いたバケツに水を入れるのと同じ。悠人がそんな無駄遣いをするとは思えないし、そこまでお金の余裕があるとも思えない。正直、今のIwakuraは倒産へのカウントダウンに入ったように見える。となると、浩太を借金から救い、従業員をリストラから守るには、大手に買収してもらうしかないのではないか。悠人ならよい買収先を見つけ、渡りをつけることができるかも知れない。

年内放送は明日で終わりらしい。モヤモヤしたまま年を越してほしくないが、明日には何らかの解決策が見いだされるのだろうか。



映画ランキング