窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(061)

第13週「向かい風の中で」(月)

放送日

  • 2022年12月26日

概要

浩太が救急車で運ばれたという知らせをめぐみから受けた舞は、急ぎ東大阪へ帰り、浩太の入院する病院へ行く。めぐみに付き添われつつも、ベッドの上で浩太は元気そうにしている。それを見た舞は安堵する。病名は胃潰瘍で一週間の入院と医師から言われているが、浩太はすぐにでも退院したいと言い、めぐみにたしなめられる。(NHKオンデマンドの解説より)

感想

めぐみが舞に工場の事情を打ち明ける。工場を拡張したが、受注が激減してしまい、みなの給料は貯金から支払っている。浩太は何とか仕事を増やそうと営業に駆けずり回り、それで過労になったと。あの時工場を拡張したのは時期尚早だった、私に内緒で話を進めるから……とめぐみは言いたいであろうが、それを口に(顔にも)出さないのは立派。と言いたいが、少々不気味でもある。

悠人が見舞いに来る。やはり父のことが心配だったか。「東京からわざわざ来てくれたのか」と嬉しいそうな顔をする浩太だが、大阪に大事な商談があったついでに寄っただけだと言う。リーマンショックだと言っても、力があれば生き残れる、力のないところは潰れていくだけ、と口にする。浩太が怒ると、悠人はさっさと帰ってしまう……

悠人がとにかく病院に来ただけでもよしと考えるべきだろう。ものづくり一筋の浩太とヘッジファンドでは話が合わないのはわかる。が、好きか嫌いか、理解できるかどうかの前に、とにかく一人前になり、雑誌に記事も載るような立場になった悠人を褒めてやってくれよ、浩太さん。悠人は父に、母に褒めてほしいのではないか。

舞は悠人を追いかけて、工場が苦しい事情を伝える。舞としては兄がビジネスに詳しいなら、立て直しに力を貸してほしいということなのだろうが、悠人にしてみれば、これはもうアカンと思ったのではないか。社員の給料を社長の個人の貯金から支払うようでは、倒産までカウントダウンだろう。

浩太が病院でメールぐらいは見ないと、と言ってめぐみにパソコンを持ってこさせる。で、インターネットにどうやって接続するつもりなのだろう。病院にFreeWi-Fiがあるとは思えない。スマホテザリングもまだだ。2009年当時だと、外出先でパソコンを使いたい人はポケットWi-Fiでつなぐのが一般的だったはずだが、岩倉家にそんなものがあったのか?



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