第3週「おら、東京さ帰りたくねぇ」（月）
概要
東京に戻るはずだったアキと春子が、夏の家に引き返してきた。24年前、家出すると分かっていながらも引き止めなかった夏を、春子はいまだに許せないでいた。その思いを春子は夏にぶつけるが、勢いでアキと共に北三陸で暮らすと宣言してしまう。大吉をはじめ、町の人々は大喜び。アキは親友・ユイと同じ北三陸高校に編入し、新たな生活を始めることになる。（NHKオンデマンドの解説より）
今日の夏
（春子に、娘とわかめとどっちが大事なの！？ と訊かれて、わかめだと答える）「わかめは増えるが娘は増えねえ」
感想
物語は北三陸で続いて行くことになったが、本人が学校に顔も見せずに転校などできるものなのか？ これまで通っていた学校が進学校ならなおさら。もともと数日滞在のつもりの荷物しか持って来ていないのだし、長期滞在となれば、着替えや勉強道具、趣味のものなど、必要なものは山ほどあるだろう。ましてこのまま離婚するつもりなのであれば。その辺のカタをつけずにずるずると北三陸の生活が続くのは引っかかる。涼しくなったらセーターもコートも必要だろう。世田谷の家にはあるはずのものを全部買い直していたら大変だ。春子は無職なのに。
転校先の高校で、アキが黒川秋と自己紹介しようとしたら、先生から「天野ではないのか？」と訊かれ、「あっ母がそう言っていたなら天野でいいです」と言うシーンがあった。転校する時には、戸籍や住民票、それに前の高校からの引き継ぎ書などが必要なのではないか？ 学校に通うのにここまでいい加減なのは気になるところ。
それはそれとして、春子はこれまでいろいろなことを、他人のせいにして生きて来た感ががる。北三陸で暮らすのは、自分で決めた初めてのことかも知れない（少なくともドラマの中では）。夏にも「アキのためではなく、自分のため」だと説明した。いいことだ。
番組が終わったあと、「まだまだあまちゃんですが……」との言葉と、毎回違う写真が一葉、表示される。これ、「甘ちゃん」の意味だったのね。「まだまだ『あまちゃん』は続くよ」くらいの意味かと思っていた。タイトルは「新人の海女」のダブルミーニングなのだった。じぇじぇ。
