第3週「ジョウロウホトトギス」(月)
放送日
- 2023年04月17日
概要
18歳になった万太郎は、植物採集のさなか、見たことのない美しい花・ジョウロウホトトギスと出会う。姉の綾は縁談より酒造りに興味があり、蔵人の幸吉に造り方を教えてもらうことに。奉公人の竹雄は立派な働き手として万太郎を支えながら、綾に密かな思いを寄せていた。ある日、峰屋の酒を東京で開かれる博覧会に出品しないか、との話が舞い込む。(NHKオンデマンドの解説より)
タキは、峰屋の酒はお殿様に献上するために作ったもの、他人に順位をつけ(られ)るような品のないことはしたくないから出品することはないと考えていたが、万太郎は出品すべきと強く主張する。博覧会は世界各地で行われ、決して品のないものではない。順位をつけるのは競争意識によってよりより製品を開発するためのもの。もうお殿様はいないのだから、これからは日本中の人に売って行かなければならない、そのためには博覧会に出品することが宣伝にもなる、お殿様もさぞ喜んでくださるろう……とつるつると話す。それを聞いたタキや綾、ふじなどは「当主らしゅうなった」と喜ぶが、なんのことはない、東京へ行きたいだけなのだった……
感想
- 三週目、いよいよ最終形態が出そろった。綾は家業には熱心だがお年頃なので縁談の話がひっきりなし。タキは、綾の幸せ(よい家に嫁に行くこと)も望むが、綾がこの家を出たら万太郎がますます家業をサボるようになるだろうとため息をつく。
- 綾は今は見合いより家業のようだが、幸吉には特別な気持ちを抱いている様子。その綾を眺める竹雄も複雑な表情。竹雄は綾に思いを寄せるのか……?
- 綾と竹雄が一緒になるのはいい案だと思う。商売は竹雄に任せれば安心。竹雄は万太郎の世話をせずに済む。綾もよそへ嫁に行かず、ずっと家業を続けられる。万太郎も教師の口が決まりそうだし。