- 第4週「なにをして生きるのか」
放送日
- 2025年4月24日(木)
登場人物
- 宮島岳史(面接官)
概要
ハプニングを乗り越え、無事試験を終えたのぶと嵩。表情が明るい嵩とは対照的に、肩を落とすのぶ。その様子に、羽多子たちは明るく励ます。柳井家では、合格の前祝いにと登美子と千代子が赤飯が用意し、嵩は困惑する。寛から「今日ぐらいしたいことだけすればいい」と言われた嵩は、夢中で漫画を描く。そして、ついに合格発表の日がやってくる。(NHKオンデマンドの解説より)
感想
寛は「今日ぐらいしたいことだけすればえい」と言うが、今日ぐらいと言わず、当分好きなことをしたらえいのでは。少なくとも合否がわかるまでは。
たかしはさっそく漫画を描き始める。それを見た登美子も「今日ぐらいは好きにしたら」と言うが、それは、高校に入学したらまた勉強漬けの日が始まるから、今は息抜きをしてもいいというつもりだろう。寛がたかしに「今何がしたい」と訊いたのは、「せねばならぬ」から解放された時に何が一番したいのか、それが自分の将来を決めることになるかも知れないと思ったのだろう。一見同じことを言っているようでその内容は真逆だ。
合格発表。のぶは合格したが、たかしは落ちた。「虎に翼」ではこうした時に必ず回またぎをし、イライラさせられたが、本作はその回の中で結果を知らせてくれる。この方がいい。たかしの不合格は残念だが、予想通りといえば予想通りだ。
ちなみにのぶは面接で、部屋に入る時に中から「どうぞ」と言われたにも関わらずノックをした。あのノックはいらないと思うがなぁ……。
(2025-05-18 記)