窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

バカッターのなれの果て?「インシテミル」(BD)

ブルーレイ視聴。以前(今確認したら9年も前だ……)見てつまんねーと思ったことは覚えているのだが、ツタヤでたまたま見かけたら、そのつまんねー映画を急に見たくなったので借りてきた。

過去記事

雑感

  • 9年前に見た時とほぼ同じことを今回も感じた。モニターの人たちは、一週間おとなしく過ごせば時給112,000円、一週間で2,000万円弱の報酬が得られると思っている。人を殺しに行くわけではない。いきなり人が死んだら普通は事故を疑う。モニター同士、殺されることを恐れたり、殺そうと思ったりするには、大きなきっかけが必要だ。それが西野の存在だったのかも知れないが、それだけでは弱い。
  • モニターの様子はネットで公開されており、かなりのアクセスを集めているようだ。建物やガードなどの設備の維持費、何よりモニターへの高額な報酬を払うため、莫大な資金が必要だ。以前見た時は、漠然と、お金持ちのスポンサーがいるのだろうぐらいに思っていたが、ネットでアクセスが集まると大きな利益が出るというのは、今なら当たり前。そうすると、主催者はYouTuberだろうか。不法なことをしているわけで、不特定多数の人に見られれば捕まる確率も高くなるけど、現実にも、バレたら大変なことになるのに犯罪的な行為をネットにアップし大学を退学になったり勤め先を首になったりする人があとを絶たないわけで、そういうバカッターのなれの果てか?
  • それにしても、これだけ大勢人が死んでいながら、警察沙汰にならないのがすごい。そのことに対して何の説明もない点もすごい。
  • 当時は石原さとみは今ほど人気はなく、自分も知らなかった。あまり印象に残らず、あとで石原さとみの名前に接するたび、「インシテミルに出ていたはずだけど、どの人だったか?」と思い出せないほどだった。今回改めてみると、確かに、性格にも翳りがあり、存在感の薄い役である。唇はぶ厚いが、現在ほど美人ではない。ただ自分の好みで言えば、今の石原さとみよりもこの頃の彼女の方が惹かれるものがある。

(2019/9/26 記)