窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(031)

第07週「パイロットになりたい!」(月)

放送日

  • 2022年11月14日

概要

浩太とめぐみに旅客機のパイロットになりたいから航空学校に行かせてくれと告白する舞だが、めぐみにとにかく大学を卒業すべきと強く反対されてしまう。一方、久留美は父・佳晴との関係がぎくしゃくしたままで、子供の頃に離別した母親への思いをつのらせる。そして、貴司は3日も帰宅せず、母・雪乃からの電話にも出ない状態だった。(NHKオンデマンドの解説より)

感想

ようやく両親にパイロットになりたいと打ち明けたが、当然のごとく反対される。親ならそう言うのは当たり前だ。とはいえ舞ももう子どもではないから、親に反対されようがなんだろうが、やりたいならやればいいと言いたいところだが、恐らく航空学校に通うには相当なお金が必要。親の援助なくしては不可能な点が問題だ。それに、高校卒業後の進路ならまだしも、中退するとなると、応援しろと言っても難しい話だ。

舞もそれがわかっているからなかなか言い出せなかったのだろうが、だからといっていきなり玉砕というのも芸のない話だ。親を説得できるよう、もう少し材料を用意すべきところだと思うが、そこがまだ子どもなのだろう。

絶妙なタイミングで悠人が電話をかけてくる。「俺が親父に言ってやる」でもなければ「航空学校の費用を出してやる」でもなく、「遅れてきた反抗期、どこまで続くか見物やな」と言うだけだが、悠人なりに舞のことを心配しているのだろう。

一方、貴司に何があったのか。母親が心配するのもわかるが、自分自身の心配と、心配する母親のケアと、両方考えなければいけないのが自宅通勤のつらいところだ。父親は息子を信頼し、どっしり構えているふりをしているが、本当はどっしり構えている場合ではない。一刻も早く会社を辞めさせた方がいいが、それを知っているのは舞と久留美だけ。そして、せっかく入社した会社を一年も経たずに「辞める」という選択肢は、この三人にはないのだろう……。

父親が読んでいた新聞に「バファローズよ、永遠に」の記事が(今は2005年)。

補足

航空大学校へ入学するには短大卒またはそれと同等以上の資格が必要のようだ。つまり、四大に進学したら二年目までは修了しないといけない。高卒ではダメなのだ。



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