「顔」第7話「愛する者たちを引き裂く一発の銃弾」

出演

粗筋(ネタバレあり)

神崎が拳銃の特別鍛錬を終えて帰途、何者かに襲われて拳銃を奪われる。しかも執拗に何度も何度も殴りつけるという残忍さで、神埼は瀕死の重傷を負う。

神埼の代わりに捜査一課に臨時異動になった平野は、親友の神埼の汚名を返上すべく、捜査に取り組むが、聞き込みに行けば万引き犯を追いかけてしまい、犯人を見たという子供の証言を鵜呑みにして間違った似顔絵を描いてしまう(子供は母親に構ってほしくて嘘の証言をした)など、勇み足の連続。

意識を回復した神埼の証言により、犯人は警官のコスプレをした若い女性であることがわかる。平野と西島が、つながりがあるとみられるコスプレ店の店員を尾行中、尾行に気づいた芥川が発砲、西島が傷を負う。

平野は、ふと立ち寄った画廊に印象的な絵を見つける。若い女性が井戸を覗いている絵だが、その女性の顔立ちが自分にどこか似た雰囲気があることと、右下に「1980 Mizuho」と自分の名前が書かれていたからだ。店主に訊いても作者不詳だという。後日、絵に所縁のある女性が買い取りに来た。店主から連絡を受けた平野が店にいくと、店主はおらず、客が手持無沙汰で待っている。

篠原房子と名乗るその女性は、絵の作者の友人の妹だという。作者は画家志望で、絵のモデルは妻の茜で、当時(1980年)茜は妊娠中。子供が産まれたらみずほと名付けたいと語っていたといい、完成した絵と茜の写真を今も保存していた。作者は絵を描きあげたあとすぐ亡くなり、茜とは交流がなく、今どうしているかは不明とのこと。もしかしたら茜は平野の母なのではないか?

感想

前回、あれほどの事件があったにも関わらず、セキュリティは全く改善されていない。警察官の仕事部屋に内村は平気で出入りするし、内村がそばにいても気にせず仕事の指示を出したりしている。2003年といえば、僕の勤める会社では既にセキュリティカードが導入されていて、部屋に入る時にはセキュリティチェックが必要だったが、フジテレビでは違うのだろうか。話を転がすためにはある程度情報が発散されていかないと(ドラマ的に)困るのはわかるが……

西島のトラウマの話が立ち消えになったと思ったら、平野のルーツの話が勃発。第5話で平野が西島に「私も施設育ちだ」と語ったのは嘘ではなかったらしい。

平野、西島が芥川を尾行中、平野の携帯が鳴り、それで芥川は尾行に気づく。このシーンは映画「フェイシズ」を彷彿させるが、刑事のくせに、携帯をマナーモードにするくらいの智恵もなかったのだろうか。

今回は拳銃強奪事件と、平野のルーツの話とふたつが同時並行で進み、一話で完結しなかった。

ラスト、芥川に発砲されて西島が怪我をした時、平野が芥川を追わずに西島の元に駆け寄ったのは解せない。こういう時こそ、警察官としての正義感を大いに発揮し、西島を無視して発砲犯を追いかけるべきではないか。