窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「鎌倉殿の13人」(47)

題名

  • 「鎌倉殿の13人」第47話「ある朝敵、ある演説」

放送日

  • 2022年12月11日

登場人物

  • 井上ミョンジュ(源頼茂、京都守護)
  • 中村龍太郎(三寅)
  • 矢柴俊博(押松丸)

今日の退場者

概要

幕府の後継者争いが発端となり乱れる京。朝廷の象徴である内裏が焼け落ちると、後鳥羽上皇は再建費用を日本中の武士から取り立てることを決める。しかし、北条義時は政子と大江広元の支持を得て、要求を先送りにすることを決断。泰時をはじめ御家人たちが後鳥羽上皇との関係悪化を心配する中、三浦義村は京で大番役を務める弟・胤義に……。(NHKオンデマンドの解説より)

三浦義村、長沼宗政をはじめ、主だった御家人後鳥羽上皇より義時追討の院宣がくだる。それを知った泰時は、こうなった以上は京と一戦交えるしかないと主張するが、義時は、あとはお前に任せて京へ行くと言い出す。上皇は鎌倉を滅ぼしたいのではなく、自分が気に入らないだけ。自分の首ひとつで鎌倉が守れるなら安いものだと。

しかしそれを知った政子は、御家人を前にして宣言する。ここで言うことを聞けば、未来永劫、京に頭が上がらなくなる。それでよいのか、と――

雑感

これまで47回を見通して、今回は神回だったと言ってよいのではないか。前半はとにかく笑った。尼将軍の補佐役になった実衣が義時に、「あんた私を殺そうとしたでしょ」と詰め寄るシーン。時房が「言いました」と告げ口するシーン。いきなり手の平を返す三浦義村。ほかにもあれこれ。これまで重苦しい話ばかりで、とても笑えるようなシーンはなかったが、今回は大いに笑わせてもらった。

そして最後の尼将軍の演説。大江広元に原稿を書かせ、それを読み上げるのかと思ったが、結局自分の言葉で語りかける。その内容も、口調も、説得力あるものだった。「舐められたら殺す。これが坂東武者の心意気だぞ」(意訳)と。



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