題名
- 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第09話「玉菊燈籠恋の地獄」
放送日
- 2025年3月2日
概要
市中の地本問屋たちが吉原と手を切ると言いだし、蔦重は、細見などを作っても、市中で売り広められなくなることを危惧する。そんな中、鳥山検校が、瀬川を身請けしたいという話を耳にする。その時、初めて瀬川を思う自分の気持ちに気付いた蔦重は、ある行動に出る。そして、新之助は、思いを寄せるうつせみを連れて吉原を抜け出そうと、思い切った計画を立てるが……。(NHKオンデマンドより)
身請けの話が粛々と進む中、蔦重が突然瀬川に「断わってくれねえか」と言い出す。「おれがおめえを幸せにしてえんだ」と。
瀬川は「軽々しく身請けの話に飛びつかない方が瀬川の値が上がるのでは」などともっともらしい理屈をこね、身請けを断わる。それを聞いたいねは「間夫(まぶ)だね」と。瀬川に見張りを立てるが、それを警戒して二人はしばらく会わないことにする。いつも神社の境内で親しく会っていたのを知っている松葉屋夫妻は「却って怪しい」と本ボシ扱い。
「身請けの話が進んでいねえようだが、またウチのが何かやらかしましたか」と言って来た駿河屋を「まあまあ」といなした松葉屋は、ひそかに蔦重を呼びつけると、昼から「仕事」をしている瀬川の部屋まで連れて来て、隙間からその様子を見せる。ショックを受けている蔦重に、「身請けが決まらなきゃ、これを毎日、年季が明けるまで繰り返すことになるんだぜ。身体が持たなくてその前に死んじまう女郎も多い。それでもいいのかい?」と語りかける。
二人で逃亡することを考えたが、その前に新之助がうつせみと逃亡。捕まって引き戻された。そしてうつせみにいねは怒鳴る。ここを出て、どうやって暮らしていくつもりなのか。お前は夜鷹をやるしかない。そんな生活が本当に幸せなのか、と。
それを目の当たりにした蔦重は、瀬川を諦める。瀬川は、蔦重の気持ちは一生忘れない、と伝える。
感想
いやーえぐい。吉原がいかに酷いところかがビンビン伝わって来る。これでもまだマイルドに描いているのだろうが……
本作はドラマとしては秀逸だと思うし、吉原の暗部を抉り出す制作陣の覚悟も伝わってくるが、見ていて楽しいものではない。色街は今でもある。きれいごとではないってことだ。
(2025-03-09 記)

