もっと復習上映を!

のだめカンタービレ」の映画は、前編と後編に分かれた。ヒット作の続編が作られるのは珍しくないが、はじめから2作を作り始めるのは極めて珍しいのではないか(よく考えたら、「20世紀少年」ははじめから3部作で作られた。それもすごいな)。

人気があったため、前編はそれなりに長く上映してはいたけど、後編が始まる一ヵ月以上も前に公開が終わってしまった。と思ったら、後編の封切前一週間だけ、「復習上映」として、多くの映画館が前編の再公開を行なった。

費用は一律1,000円、後編の前売り券を持っていればさらに半額。上映時間帯は上映館によってさまざまで、レイトショーだけとか、午前中だけとかいったところもあったが、会社の最寄りの映画館は一日3回もやっていて、しかもそのうち2回は18時以降。おかげでこの一週間で2回も観ることができた。

これは素晴らしいアイデアだ。僕が見た限りではかなりの客が入っていたし、成功だったといってよいと思う。この成功に気を良くして、今後ともさまざまな復習上映を企画してもらえないものだろうか。

昔、ビデオやDVDというシステムがなかった頃は、新作が封切になって一定期間が過ぎると、二番館、三番館などといわれるやや格下の映画館での上映が続き、相当に長い期間上映を続けていた。当然、有名作品であればその期間は長く、「2001年宇宙の旅」などは、僕が高校時代は何年にもわたって、日々どこかしらの映画館で上映していたのではなかったか。だからこそ、見たい映画をどこの映画館に行けば見られるのかを調べるために「ぴあ」が必要だったのだ。

今はあっという間に上映は終わってしまい、まだ話題が冷めないうちにDVDが発売される。どんな映画かちょっと見てみたいけど、劇場へ行くほどじゃない、と思う人はレンタルすればいいし、劇場で見て、手許で何度でも見たいと思う人は購入すればいい、ということなのだろう。しかし、劇場でこそ見たい、という作品は多い。

ジュラシック・パーク」をレンタルで見て、これは劇場で見たかったと残念に思った。続編の「ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク2」が公開された時、さっそく劇場に見に行ったが、この時、正編が復習上映されていたら、どんなにありがたかったか。「ターミネーター」の1と2も、僕は劇場では見ていない。3が劇場公開された時、既に1、2のビデオを持ってはいたが、もし復習上映されたならきっと見ただろう。

のだめ映画は現在、後編が公開中だが、もう一回前編の復習上映をやるのはどうだろう。前編を見逃したために後編を見るのを見送っている人がきっと見るだろうし、見られるのならもう一回前編を劇場で見たいと思っている人は、僕も含めてかなりいるはず。

7月には「踊る大捜査線 the movie3」が公開される。ぜひmovie1、movie2の復習上映をしてほしい。