窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

雪乃さんは湾岸署を退職した!?

7月に公開される「踊る大捜査線」に篠原夏美内田有紀)が登場する聞いていて、それはそれで楽しみにしていたのだが、柏木雪乃(水野美紀)は登場しないそうだ。

登場人物もだんだん増えているから、全員を無理やり出す必要もないとは思うので、脚本の都合や役者のスケジュールの都合であれば致し方ないところだが、2005年に水野が所属事務所を独立した際のゴタゴタが尾を引いて、旧所属事務所(バーニング)が圧力をかけたということらしい。

辞めた人間の出演を妨害するなんて、そんなヤクザの破門みたいな真似が芸能界でまかり通っているとは驚き。まあ、噂が事実であればだが。

雪乃はテレビドラマ編の第一回に劇的に登場してから、その後のテレビSP編、2度の映画に2度のスピンオフで、確かに欠かせない存在ではあった。が、「キャリア警察官(真下正義)に惚れられるノンキャリの美人刑事」という設定以上の存在感はあまりなかったのではないか。テレビ編の頃は若く、可愛かったから、それはそれで良かった*1が、その後は役柄としてもこれといった成長はなく、存在感が増すことはなかった。

が、本来、水野はアクション俳優として際立ったものを持っている。真下正義ユースケ・サンタマリア)は「THE MOVIE2」からスピンオフの「交渉人・真下正義」と存在感がぐっと増しており、「容疑者・室井慎次」でついに雪乃さんと結婚した。「交渉人・真下正義」の興行成績は悪くなかったようだから、「交渉人真下正義2」は夫婦で頑張る話にし、水野のアクションシーンをたっぷり取り入れれば、かなり面白い作品になるのではないか……と期待していたのだが、実現されないまま終わるのか。

*1:恩田すみれ(深津絵里)は魅力的なキャラだけど、美人とか可愛いとかいうのとはちょっと違う立ち位置だと思う(深津っちゃん、ゴメン)。「踊る大捜査線」をはじめから振り返って、印象に残る美人は山下圭子(星野有香)、柏木雪乃(水野美紀)、篠原夏美内田有紀)の三人だ。自分としては、山下圭子が一番可愛いと思っていたので、不倫をしていたと知った時は地団太を踏んだのである(笑)。