第1週「バイカオウレン」（火）
放送日
- 2023年04月04日
登場人物
- ディーン・フジオカ（天狗）
概要
万太郎は、親戚の豊治らが「万太郎は産まれてこない方がよかった」と話しているのを聞き深く傷つく。病床の母ヒサのもとへ向かい問い詰めるも、納得がいかず、ついには家を飛び出してしまう。心を痛めたヒサに、タキはこれまで秘めてきた思いを語る。そのころ、万太郎は裏山の神社で自らを“天狗”と名乗る謎の武者と出会う。（NHKオンデマンドの解説より）
ヒサはタキに、自分が病弱で、分家の人に挨拶もできず、その上万太郎まで病弱に生んでしまい申し訳ありません、その上、私は綾と万太郎を育て上げることができそうにありません……と頭を下げる。タキはヒサに、謝ることなんか何もない、万太郎を生んでくれてありがとう、綾と万太郎を育て上げて跡を継がせるまで自分は死なないと告げる。
感想
ヒサが万太郎に、神様が万太郎を連れて来てくれた、お父ちゃんも万太郎のことをずっと見ている、と言っても、自分はお父ちゃんも神様も見たことがない、見たことがないものはいないんだと聞かない。
万太郎はこみあげる感情の持って行き場がなくて、母親にぶつけただけ、母親は受け止めてくれることがわかっているから、わがままを言っただけだろう。ただ、体力のない母には辛いやりとりだった。
なかなか重い話だが、ディーン・フジオカの颯爽とした姿がすべてを振り払ってくれた。天狗と名乗るが、刀を差していて、長髪・縮れ毛で、子どもの頃は寝小便たれで、姉に鍛えられた土佐人といえば、あの人しかいないですね。もっとも、史実だとこの時期に土佐にいるはずはないが……。
怪しい天狗に万太郎はすぐに懐く。「姉がいる」という共通点に惹かれたのか、父の面影を見たのか。
初回はタキが分家の人たちに対し、肝の据わったところを見せてくれたが、今回は嫁に対し優しいところを見せてくれた。カッコいい。
