題名
- 「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」第16話「さらば源内、見立は蓬莱」
放送日
- 2025年4月20日
概要
家基の急逝した事件は確固たる証拠を得ぬまま幕引きとなる。意次は源内に、これ以上詮索を控えることを告げると、源内は激怒する。一方、蔦重は源内の住む“不吉の家”と呼ばれる屋敷を訪ねる。そこで、正月に出す戯作の新作を依頼するも、時折、奇妙な言動を繰り返す様子が気になっていた。そんなやさき、蔦重や意次のもとに、“源内が人を斬った”という知らせが入る……。(NHKオンデマンドより)
感想
「黒幕」は意次のブレーンである源内の行動もマークしていた。家基死亡事件は「病死」ということで幕引きを図るからこれ以上関わるな、と意次に言われた源内は、手袋は意次が手配したものだと知って、田沼が政治的に窮地に陥っている事情を察する。そして、この事件を題材にした小説を書き、フィクションとして謎を解く(名探偵源内が田沼の疑いを晴らす)ことにしようと筆を執るが、事情を知った「黒幕」は源内の煙管に薬物を仕込んで酔わせ、人を殺して源内のそばに寝かせて置き、源内が人を殺したように見せかける。源内はつかまり、入牢ののち、死。
先週、意を通じ合えたと思った武元が死んだため、田沼の立場は悪いものになっていく。意次は源内を巻き込まないよう金子を渡して「この件は忘れろ」と言明したにも関わらず、「こんなはした金で俺の口に戸口は立てられませんぜ」と吐き、田沼の冤罪に走る源内。牢内で錯乱し、「俺はもう何が現実で何が夢なんだか……」と言う源内に、密かに会いにいった意次は源内の手を握り、わしはここにおる、と答える……。
後日、源内は意次の秘密を知り過ぎたから消したのではないかと訝しむ蔦重に向かい、意次は「わしと源内の間には外に漏れては困ることなど山のようにある!」と怒鳴りつける。
身分の枠を超えた二人の、友情……ではない、主従でもない……信頼関係に圧倒された回だった。
(2025-05-05 記)
