窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「ばけばけ」(067)

  • 第14週「カゾク、ナル、イイデスカ?」

放送日

  • 2026年1月6日(火)

概要

トキはヘブンと婚約。しかし、トキは大きな問題に気づく。家族にヘブンと一緒になることを報告しなければならない。しかし、女中として働くことを認めてもらったとはいえヘブンと結婚することを家族に簡単に言えるはずもなく……いつ切り出すか悩んでいるトキは、さらにとんでもない問題に気づき、ますます報告しづらくなる。いつまでも家族に言えないトキにヘブンはいらだちを募らせる。(公式サイトより)

感想

女中だからこそ毎月20円もらえるが、妻になったらタダ働きになるのではないか、そうすると松野の家族も雨清水家も養えなくなる、とりあえずあと二日で今月分のお手当てが貰える日だから、その日にもらえるかどうかで今後のことを考えると錦織に相談し、錦織も、そうだな、と答える。

家に帰り、結婚の話をするつもりが結局言い出せず、ヘブンは報告は済んだつもりで今日から一緒に暮らすと思い込んでいる。ヘブンが深夜、書き物を始めたところでそっと帰宅しようとするが、それに気づいたヘブンは深く傷つく……。

話が急過ぎて何が起きているのかよくわからないが、ヘブンには「婚約期間」という考えはないのか? 両家親族や関係者への挨拶、今日なら指輪を買ったり式の準備をしたり、籍を入れたり、一緒に暮らすためには新しく布団を買う、身の回りの品を家から持ってくるなど様々な手続きが必要で、求婚しOKが出たから今日から一緒に暮らす、というのは早過ぎる。それにもしそうなら、今夜は新婚初夜で、「書き物をしているから先に休んでください」で済ませるのは酷い。

トキが心配するお金の件は、まあ給金という形でもらえなくなるかも知れないが、家計に口を出す権利が生まれ、場合によっては管理を任されるかも知れないので、その意味では毎月100円が自由になる、とも言える。が、問題はそこじゃない。

親の承諾を得るのはもちろん必要だが、最も重要なことは、自分は借金を抱える身であることをヘブンに話すことだ。それを聞いて、そんな借金まみれの人はイヤだ、とヘブンが言うとは思えないが、だからといって隠していいことではない。既婚者の錦織がそれを推奨するのは不誠実だ。

松野家は、トキの人生は、物心ついた時からすべてが借金に縛られている。小学校を中退したのも、銀二郎を婿に取ったのも、傳さまの工場で働いたのも、らしゃめんになる覚悟で女中になったのも、すべてはそのためだ。それを忘れるほど浮かれていた、ととれなくもないが、借金問題が意識から消えるのはどうにも不自然だ。

まずはヘブンに正直に話せ! すべてはそれからだ。このようなセンシティブな問題が通訳なしに伝わるのか、という問題もあるが。



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