窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「ばけばけ」(073)

  • 第15週「マツノケ、ヤリカタ。」

放送日

  • 2026年1月14日(水)

概要

トキとヘブンに引っ越し祝いをしたいと、続々と訪問客が増える松野家。そんな中、知事の江藤が訪問。記事通り、美しい正座で江藤を迎えるヘブンに、江藤は大感銘。集まった訪問客たちに、ヘブンは立派な日本人だと太鼓判を押す。さらに訪問客が増えていくある日のこと。ヘブンが予定の時間を過ぎても家に帰ってこない。トキは、先日立ちくらみで倒れたヘブンの様子を思い出す。(公式サイトより)

「立ちくらみで倒れた」というのは、長時間正座のあと、下駄を履いて歩こうとして転んだことを指す。ヘブンは「立ちくらみ」と言ったけど、しびれだよしびれ。

今日の永見剣造

「わしは不器用ですけん、黙ることしかできません」
「黙る?」
「学校は建前で、本当は山橋薬舗にいらっしゃるなどとは」

感想

司之介は牛乳配達を辞めていなかった。よかったーっ。しかも帰宅は夕方だった。日中暇なことが多い気がしていたので、配達しかしていないのかと思ったこともあったが、ちゃんとフルタイムで仕事していた。もう今日はそれがすべて。

しかもこの司之介、ヘブンが魚の小骨を取るのに必死になっていると「もうそれ以上は食べんでええ」と止めたり、連日訪問客が引きも切らないと「もう断わってもええんじゃないか」とトキに言ったり、ヘブンの様子を見て、大変だということに気付いている。彼自身が、嫌なことを長く続けられない性格だから、「無理なこと」に敏感なのかも知れないが、ヘブンが自分で「マツノケのやり方でいく」と宣言した以上、簡単に無理だと言い出せず、我慢・努力を続けているが、しんどい思いをしていることに、トキが全く気付いていないだけに、この司之介のセリフは光る。

小骨を取るのにあれほど苦労しているのに、なぜ毎朝小骨のある魚を出すかなあ。それにトキはヘブンの好みを知っているんだから、もっと好きなもの(例えば目玉焼きとか)を出してあげればいいのに、なぜそれをしないのか。たぶん、トキ(とフミ)には見えていないのだろう。

一方司之介は、ヘブンが錦織との打ち合わせで遅くなり、翌朝も「遅くなるから夕餉はいらない」と言い出すことに違和感を覚えたのか、錦織に「教師と言うのはどんな話で盛り上がるものなのか?」と尋ね、錦織が「松江のこれからとか、これからの松江とか」と言い訳っぽいことを言うと、わざわざ「松江のこれからと、これからの松江ですか。わしにはその違いがさっぱりわかりませんが」と強調する。錦織が何か隠し事をしているのは視聴者はすぐに気づいただろうが、この家で気づいたのは司之介だけ。あれ、気づいているんだよね?

山橋薬舗の店主、再登場。やはりね。柄本時生が演じてあの一回限りのはずがないと思っていた。

おトキはばったり会った不器用な車夫にヘブンの居場所を尋ねると、あっさりバラしてしまう。これはわざとか、それとも天然か?

怒って足早に歩き出すトキ。恐らく山橋薬舗へ向かうのだろう。そこで何が行なわれているのかわからないが、まあここはぶつかった方がいい。

それにしても、トキに言えない秘密を共有している錦織は、なぜか嬉しそう。「奥さんにも言えない秘密を、私だけは知っているのよ!」って、少女漫画のヒロインか。

ところで、おリヨさんはどうしてる? 昨日ヘブンに元気かと訊かれた江藤知事は笑ってごまかした。今日はトキに「娘の分もしあわせになってごしなさい」と言った。「振られた娘の代わりに」という意味にも取れるが、何かあったのではないか?



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