窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

久々にすごいと思ったサスペンス「フライトゲーム」

手に汗を握る展開。飛行機サスペンスに外れなし、とは言われるが。

題名フライトゲーム(Non-Stop)
監督ジャウマ・コレット=セラ
出演ビジネスクラス乗客/リーアム・ニーソンビル・マークス、航空保安官)、ジュリアン・ムーア(ジェン・サマーズ、窓際に座りたがる)、ネイト・パーカー(ザック・ホワイト、スマートフォンプログラマ)、バー・パリー(アイリス・マリアン、マークスの後ろに座るセクシー美女)、他
■エコノミークラス乗客/アンソン・マウント(ジャック・ハモンド、航空保安官/マークスの同僚)、オマー・メトワリー(ファヒム・ナジール、アラブ系医師)、コリー・ストール(オースティン・ライリー、ニューヨーク市警)、スクート・マクネイリー(トム・ボーウェン、教師)、クイン・マッコルガン(ベッカ、父の待つロンドンへ向かう一人旅の少女)、他
■乗務員/ライナス・ローチ(デヴィッド・マクミラン、機長)、ジェイソン・バトラー・ハーナー(カイル・ライス、副操縦士)、ミシェル・ドッカリー(ナンシー、客室乗務員チーフ)、ルピタ・ニョンゴ(グウェン、客室乗務員ヘルプ)、他
■その他/シェー・ウィガム(マレニック、運輸保安庁(TSA)/マークスの上司)、他
公式サイト映画『フライト・ゲーム』 大ヒット上映中!
制作USA(2014年9月6日日本公開)
時間107分
劇場イオンシネマ新百合ヶ丘

内容

ニューヨーク発ロンドン行の飛行機に乗り込んだ航空保安官・ビルの携帯に、「指定の口座に1億5000万ドル送金しなければ、20分ごとに機内の誰かを殺害する」というメッセージが届いた。

雑感

要求が受け入れられなければ人質を殺す、というのはよくあるパターンだが、ハイジャックの場合、要求自体が目的で身の安全を考えていないか、なんらかの逃げ道を用意しているか、少なくとも犯人は目の前にいるわけだが、犯人が誰かわからない、というのは新しいパターンだ。そのためにお互いに疑心暗鬼になってしまう。TSA側はマークスが真犯人ではないかと疑い始め、マークスは孤独な闘いを強いられる。

犯人が隠れている状態で人質を殺すのは難しいのではないか、殺す現場を見つければ犯人がわかると思うのだが、ここもあっと驚く手口が用意されていて、死人は出るのに犯人がわからない。

これはハラハラさせられた。最後に犯人がわかったあとは徒らに話を長引かせず、畳みかけるように終わらせた点も好印象。マークスが決してカッコいいだけのヒーローではなく、弱さも合せ持っている人間であるという描き方もよかった。

強いて言えば、犠牲者を何人も出してしまったのに、事件が解決したところでマークスが満足そうに笑っていたのはちょっと疑問。彼の責任ではないとはいえ、もう少し自責の念に捉われてもおかしくなかったところだ。

とはいえ、最近観た映画の中では抜群の出来。いいハリウッド映画の典型だ。

配役

日本語タイトル

なぜ「Non-Stop」が「フライトゲーム」になったのだろう。飛行機の中での出来事であることを強調したかったのだろうけど、「ゲーム」には違和感がある。

今日の英語

  1. My lucky day.(ついてないな)