窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「植木等とのぼせもん」第六回「オヤジたるもの」

劇中歌

粗筋

  • 植木が権威ある映画の賞を受賞(なんの賞?)。「これでようやくお世話になった方に恩が返せたかなと思います」と挨拶した等に、父・徹誠が「何を自分一人で何でもやってきたかのように自惚れているんだ」と一喝。いい父親だ。
  • 徹誠が気にしたのは松崎のこと。いつまで身の回りの世話をさせておくつもりなのか。徹誠が松崎に直接尋ねると「親父さんがそばに置いてくださるなら、一生お仕えします」という。だがそれでいいわけがないだろうと……
  • 父に言われて等は松崎を独り立ちさせるべく根回しを始める。
  • 植木等「舞台公演の幕間5分を、小松政夫にひとりでつながせたい」、ハナ肇「俺たちにとっては数ある舞台の一つでも、お客さんにとってはただ一つの舞台。お金をもらっているんだから(半人前の小松には任せたくない)」、谷啓「自分たちもそうだったじゃないか。米軍キャンプでは手さぐりだった」

雑感

  • 植木等のような「芸人」の「付人」というのは、いちいち言わなくても、芸人を目指す「卵」であって、本人もいつかはそうなりたいと望んでいるし、周囲もそのように育ててあげなければならない……というのは暗黙の了解事なのだろうか? 少なくとも小松クンの場合は弟子を募集したわけではなく付人を募集したわけだし、ずっと付人のままで何が悪いのかと思うが。
  • 相撲とかでは、若手の取的が上位力士の付人をするのが慣例になっているようだ。これはこれで、身の回りの世話をさせたいなら、それ専門の人にやらせた方がよいのではないかといつも思う。弟子には、掃除や洗濯をやらせるより稽古をさせた方がいいのでは? と。

(2018/02/03 記)