窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「おカネの切れ目が恋のはじまり」(TBS)第三話

サブタイトル

「恋の…」

放送日

  • 2020年9月29日

登場人物

概要

早乙女健に食事に誘ってもらった九鬼玲子は、デート服を手縫いで作り、イヤリングを買うなど、浮かれまくり、気合が入りまくり。なにしろ、好きな人と食事に行くのは生まれて初めてなのだ。

板垣純は、その早乙女が、子どもと、子どもの母親と一緒にいるところを目撃してしまう。独身と言っているがそうではなかったのだ。とりあえず猿渡慶太に相談する。慶太は「言えるわけないだろ! あんなに楽しみにしているのに……」と絶句。

早乙女はさすがに慣れた様子で玲子をエスコート。玲子にとって、早乙女とのデート(?)は天にものぼる心持だったが、終わりに近づいた時に、突然雑誌記者らしき人が近づいて来て、「早乙女さん、本当は結婚しているって本当ですか!?」と突撃取材。驚く早乙女の前に牛島瑠璃が現われ、そそくさと自動車に収監。

独身・イケメンの会計士であることを売り物に女性ファンを多く持つ早乙女は、このスクープによって名声は地に落ちる。早乙女はもともとはプロのテニスプレーヤーだったが、故障で引退。うまいことを言って近づいてくる人が大勢いて、現役時代の稼ぎがあっという間になくなってしまった。その後発奮して公認会計士の資格を取り、投資を始める。その頃結婚して一児をもうけるが、イケメン会計士として人気が出はじめると、既婚であることは不利になると考え、妻子とは別居し独身を装っていた……

もう隠す必要がなくなったから、親子三人で暮らそう、と三智瑠に告げると、三智瑠は、その言葉はもっと早く聞きたかった、離婚してほしいと答える。マスコミにリークをしたのは賠償金目当ての三智瑠かと健は考えたが、それでは辻妻が合わないと、ほころびに気付いたのは玲子。リークしたのは早乙女に献身的に務める秘書の牛島だった。

玲子は早乙女に、昔自分が一番つらかった時にそばにいてくれた、今度は私がそばにいます……私じゃだめですか? と問うも、早乙女は「ごめん、玲子の気持には答えられない」と返す。

大失恋に落ち込む玲子を慶太はなぐさめつつ、キスをする……

雑感

ようやく恋(?)が始まったかとおもったら、来週はもう最終回だ。どう決着をつけるつもりなんだろう。いかにもまだ序盤なのだが。

早乙女は離婚歴があるのだと思っていた。既婚だが人気取りのためにあえて別居しているとは思わなかった。あくまで人気取りで、個別に口説いて結婚の約束をした、というわけではないのだから、詐欺というには当たらないと思うが、まあバレたら名声は地に落ちるわなあ。

まりあは山鹿との結婚はやめるだろうし、そうなると慶太とのよりが戻る可能性が出てくる。が、ドラマ的には戻ってはダメなわけで、どう決着をつけるのかと思ったら、いきなりまりあが「慶太と結婚する」と友達に言い触らし、「それは愛じゃなくて利用しているだけでしょう」と慶太が醒める、というのはなかなか意表を衝く筋書きだ。

ラストの松岡茉優の号泣っぷりがよかった。あんな派手な泣き方は見たことがない。

このドラマは面白い。当初の企画通りの形で終えられず、半分も終わらないところで打ち切られるのは残念だ。


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