窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「らんまん」(067)

第14週「ホウライシダ」(火)

放送日

  • 2023年7月4日

登場人物

  • 中田青渚(田邊聡子、教授の妻)

概要

結婚祝いをしたいという田邊の提案により、万太郎は寿恵子を連れて田邊家へと向かう。食事の後、大事な話をするからと、田邊の妻・聡子と寿恵子は席を外すように言われる。別室で二人きり……ぎこちない空気になるも、寿恵子は持ち前の明るさで場を和ませ、内気な聡子は、そんな寿恵子に心を開き始める。一方、田邊は、万太郎が持ってきた植物標本を見て、ある提案をする。(NHKオンデマンドの解説より)

今日の田邊教授

武家の出とはいえ、妾腹のあなたが、今を時めく高藤雅修にあれだけの勇気を出せたのは、槙野君がいたからなのか」
「いえ……」
「つまり君は、相手がどれほどの地位であろうとも、奪うものは奪う。そういうことだな」

感想

  • 教授は、槙野がどんな新種を発見しても、自分で発表することはできない、という。大学予備門に4年間通い東大を受検するか、今すぐ海外に留学するか、それが嫌なら自分のものになれ、と言う。言い方がアレなのだが、この提案はもっとものようにも思える。万太郎は教授の厚意で研究室への出入りを許されているが、教官でもなく学生でもない、甚だ不安定な身分だ。教官にも学生にもなれないなら、教授の助手になるしかない。それが許されるならば、だが、教授からそれを申し出てくれたら渡りに舟ではないか。具体的な条件を聞いてみないと、なんとも言えないが。
  • 教授の家の庭にはホウライシダが生えていた。聡子の帯もシダもの。庭にもシダが植えられている。教授が好きらしい。が、聡子はその理由を知らない。
  • 聡子はなぜか女中に頭が上がらない。教授の先妻が死んだため、聡子はお茶の水の高等女学校を中退し、教授に嫁いだ。二人の子は先妻の子。女中も古株なのだろう。
  • 聡子にはようやく寿恵子という同世代の知り合いができた。が、寿恵子が教授宅へ再び遊びに行く機会はあるのだろうか……?


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