題名 | ダイ・ハード/ラスト・デイ |
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劇場 | 新百合ヶ丘:ワーナー・マイカル・シネマズ |
前回はほとんど何もわからなかったが、ようやく筋がわかった。というか、実は複雑なストーリーはよくわからない部分もあったのだが、まあ、映画を楽しむのに必要な程度にはわかった。
アクション・シーンの出来不出来や、これで死なないのはおかしいといった話は措くとして、放射能の扱いが気になった。
本作は濃縮ウランを巡ってギャングとの争いになるのだが、途中でマスクとボンベにレインコートのようなものを身にまとった一団が登場したので何かと思ったら、どうやら放射能の防御服らしい。こんなペラペラな服で放射能が防御できるとでも? さらに中和剤とやらを撒いたらあっという間に放射能が中和され、その後は防御服を脱いでしまった。そんな便利なものがあるなら、フクシマのために大量に提供してくれよ!
分厚い防御服を着ては動きが大きく制限されるし、いつまでも顔が隠れたままでは困るという演出上の都合はわかるけれど、あまりにも放射能というものを軽く見過ぎている。恐らく一般的なアメリカ人の感覚はこの程度のものなのだろう。
そんな国の奉じる原子力発電所政策に乗っかっている場合ではないのだが……まあ、現実世界の話はやめよう。
ラスト、ジョンとジャックがくどくど話をせずあっさり終わりにしたのは好感が持てた。
日本では勝手に「ラスト・デイ」などと邦題をつけてしまったが、原題は "A Good Day to Die Hard"。まだまだ続編の可能性はあると見た。
過去記事
- 「ダイ・ハード/ラスト・デイ」(2013/02/23)