窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「カムカムエヴリバディ」第一週-火

放送日

  • 2021年11月2日

登場人物

概要

なんとなく菓子屋の修行に身の入らない算太であるが、怠け者というわけではなく、要は興味の持てない菓子屋修業が厭だったのだ。仕事をさぼって映画や芝居を見に行く。そしてチャップリンを見て感動し、ダンサーになることを決意。

金太は、お前は跡継ぎなんだ、ふざけるなと一喝。杵太郎は、ダンサーは女がなるもので男はなれないと諭す。安子は、自分がお婿さんをもらってこの家を継ぐと言い出すが、女はそんなことを考えなくていいと言われてしまう。

おままごとで安子の相手をする算太は、泥団子を安子に差し出す。それを安子はおいしそうに食べる(ふりをする)が、うまいか、と訊かれるとまずいと答える。それは、団子を作る時に算太は楽しそうにしていなかったからだ。作る人が楽しくなければおいしくならないとおじいちゃんが言っていたと。言われた算太はその場で見様見真似のダンスを踊る。そこへ、金太がさぼっている算太を探しに来るが、楽しそうに踊っている算太を見て、ダンサーになることを認める……。

杵太郎は腰を痛め、引退。金太が店主となる。安子は14歳になる。

雑感

  • 算太はただの怠け者ではなかったのがよかった。思えば前回、ラジオを一番欲しがっていたのは算太だったのだ。ニュースや天気予報ではなく、落語などの芸事を聞きたかったのだろう。
  • 楽しそうに踊る算太を見て希望を聞き入れた金太は、前回、楽しそうにラジオに耳を傾ける弟子たちを見てラジオの購入を決意した杵太郎とリンク。それは、楽しく作ってこそおいしくなるという「たちばな」の精神でもある。
  • 桃山剣之介の第一回主演映画「桃から生まれた剣之介」を見に行った算太が、「バンツマやアラカンにはなれん」と言っていたが、桃山剣之介とは誰か。2000年下期の朝ドラ「オードリー」に登場する架空のキャラクターという理解でよいか?
  • 前回、学校で安子を「あんこ」と呼んでからかっていた男子は雉真勇だった。親が会社の社長でお金持ちなのだそうだ。今日の説明からすると、今後も絡んで来そう。
  • 安子が家を継ぎたいと言っても受け入れてもらえないんだなあ。でも、算太が家を出て行くことを認めた以上、安子に継がせるしかないわけだが。
  • 算太が仕事をサボっても、孫に甘い杵太郎はもちろん、金太も殴ったりはしない。暴力をふるわないのはいいことだ。
  • 算太によると、休みは一ヵ月に半日しかないそうだ。それはキツイ。よくみんな耐えられたものだ。週休二日、勤務時間は8時間限定、それ以外は好きなことをしてよいというルールだったら、算太は余暇に映画を見たりダンスをしたりして、仕事も割り切って打ち込めたかも?
  • 最後の最後に上白石萌音が登場。顔が網本唯舞葵(あみもといぶきと読むのだそうだ)とそっくり。表情が、と言った方がいいか。

今日の安子ときぬ

安子「(雉真勇は)偉そうにして、親のお金じゃない」
きぬ「カッコいいところを見せたかったんでしょ」
安子「誰に?」
きぬ「わからないならいいわ」



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