窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「舞いあがれ」(109)

第23週「飛躍のチャンス」(水)

放送日

  • 2023年03月8日

登場人物

  • 小堀正博(瀧本慶、株式会社SIAZ)

概要

舞と久留美ノーサイドで話していると、悠人が酔いつぶれた佳晴を担いで入ってきた。久留美は佳晴を悠人とともに家へ連れて帰ることに。一方台風の接近で風が強くなる中、舞はデラシネへ行き貴司とともに台風への備えをする。久留美とともに佳晴を家まで送った悠人が帰ろうとすると、家が停電になってしまう。(NHKオンデマンドの解説より)

風が強くて動けず、停電になる中で、久留美&悠人、舞&貴司が一夜を過ごすことに。

留美はフライトナースのことを悠人に話し、長崎は遠過ぎるから、今の病院でできることをやっていくつもりだと言う。悠人は、親父さんが、久留美が何か悩んでいるらしいが自分に相談してくれないと嘆いていたと伝える。長崎へ行きたいなら行けばいい、子どもが頑張っていると思えば親も頑張れるもんや、と励ます。

舞と貴司は肩を寄せ合っていい感じ。子どもができた時のことなどを話す。

悠人に背中を押された久留美は、ついに父に相談する。佳晴は、俺は一人で平気や、と言って久留美の長崎行きを認める。久留美は、それより津田道子と一緒になってほしいと、父の恋愛を後押しする。

こんねくとのオフィスに仙波が瀧本を連れて来る。瀧本は超大手インテリアメーカーの人間で、仙波から話を聞き、今回開発したライトを扱わせてほしいと言う。

感想

昨日、「ドラマで描かれていないだけで、販売に関してはきっと秘策があるのだろう」と書いたが、まさか舞たちがやった営業活動って、写真をWebに上げただけ? ネット通販で細々と売っていくつもりだった? 早く試作品じゃなくて製品ができて来ないかな~じゃないでしょうよ。100個くらいバックオーダーを取って来なくちゃ、作る方だって怖くて作れないでしょうよ。

たとえばふくまる百貨店には熊谷百花がいるんだから、彼女を通じて置いてもらえるよう交渉する手もあった。「SIAZみたいなところが扱ってくれたらええな~」ともし思っていたのなら、直接売り込みに行けばよかった。そんな活動を日々行なっているのだと思っていた。だから、瀧本が売らせてほしいと言ってきた時、もしかして、「実は、既に○○さんとこで扱っていただくよう内々で話がまとまりつつありまして」とかいう話になるのかな、と一瞬期待したが、そうではなかった。

仙波のオッチャン、自分で瀧本さんに話がつけられるなら、こんねくといらないジャン。自分で直接やれば?

留美は「父ももう年だから」と言うが、佳晴はまだ50代だろう。年を心配されるような年齢ではないはず。料理や洗濯など、身の回りのことができず、全部久留美が世話して来たから、自分がいなくなったら困るだろうということなのだろうが、母親が出て行く時に吐いた言葉が呪いになって久留美を縛り付けているように思う。道子と一緒になれば、というのは、父の恋愛を後押ししているというより、「父の面倒を見る」という業務を道子に引き継がせたいから、という気持ちからではないのか。「父が自立する」という選択肢がないのが悲しい。



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