窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「どうする家康」(13)

題名

  • 「どうする家康」第13話「家康、都へゆく」

放送日

  • 2023年4月2日

登場人物

概要

家康は、徳川領となった遠江の情勢も不安定な中、信長の後ろ盾で将軍となった足利義昭の命令で京へ向かうことになる。そこで義昭の家臣・明智光秀や商人・茶屋四郎次郎、市の夫・浅井長政らと出会う。やがて義昭に謁見した家康は、将軍の器とは思えないその愚かなふるまいに戸惑う。なぜ義昭を擁立したのか、そこには信長のある思惑があった。(公式サイトより)

初めて京にのぼった一行は浮かれるが、忠勝・康政らが京にいた他国の兵と喧嘩になり、大けがを負わせてしまう。京の治安を預かるのは信長。信長の耳に入ったらたいへんなことになると怯える間もなく、家康は信長から呼び出しを食らう。忠勝らがケガをさせた相手は浅井長政の配下だった。長政は、名高い忠勝殿に武芸を教えていただいた(だけ)と述べ、喧嘩沙汰を揉み消す。それを聞き、信長はお咎めなしとする。

五徳姫にねだられ、家族のために大枚をはたいて購入した金平糖を、義昭に取り上げられてしまう。三河に帰ったらどう言い訳するか悩む家康に、信長は、三河になど帰れない、これから戦だと告げる。

将軍の名前で主要な大名に京へ来るよう呼びかけたが、朝倉義景から返事がない、よって滅ぼすという。これからは、義昭将軍のもとで信長が全国の大名に号令をかける、言うことを聞かないものは潰す。長政と家康に協力を呼び掛けた。

長政は市を呼び、信長を裏切るつもりであることを打ち明ける……

雑感

新展開で、新しいキャラが続々登場。明智光秀は「麒麟がくる」で爽やかなイメージを築いたが、本作では陰険な人だった。足利義昭も、「麒麟がくる」では「世の平和を本気で望んでいる、ただし力がなくてそれが果たせない」という真面目な堅物だったが、本作ではどうしようもないイヤな人物である。なぜ信長がこんな人を担ごうとしたのか不思議だ。自分のいいようにできると思ったか。

三河軍団の京での浮かれっぷりがおかしかった。忠勝は都会に気後れして、「だからわしは来たくなかったんじゃ」と泣き言を言い出す始末。そして田舎者呼ばわりする他国の者と喧嘩になる。「そんなことくらいで」と叱る石川数正酒井忠次らに、「自分のことだったら我慢する。殿を莫迦にされたら黙っていられない」。

「わしは手は出していない。足を少し前に出しただけ」とも言うが、映像を見ると見事な蹴りを何発も放っている。康政は「私は手も足も出していません、黙って見ていただけ」と言うが、これも映像を見ると、頭突きを何発も放っている。なんだかんだで忠勝と康政は息が合っている。そして康政は結構な武闘派だ。

さて物語の最後、長政の裏切りを知った市はどうするか、伝説では小豆を送り付けることになっているが、市の侍女の名は「阿月」だ……
(2023-04-08 記)

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