窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「らんまん」(022)

第5週「キツネノカミソリ」(火)

放送日

  • 2023年05月02日

概要

演説会に参加し、収監されてしまった万太郎。厳しい取り調べを受けている逸馬のもとに連れていかれ、仲間だと認めろと問い詰められるが……。一方、竹雄から話を聞いたタキらは、万太郎を助けるべく高知の警察署へと向かう。(NHKオンデマンドの解説より)

今日のタキ

「おまんが政治の土俵で生きちゅうがなら、命を取られても、曲げられんもんがあるじゃろう。けんど、そうではないなら、めそめそしゆうがはお門違いじゃ」
「代わりに何をするかじゃろ? 人は、すべてを持つことらできん。何かを選ぶことは、何かを捨てることじゃ」

感想

竹雄が夜を徹して峰屋まで走った姿は、(大河ドラマの)金ヶ崎の阿月を彷彿させる。もちろん朝ドラだから、あっという間に峰屋に着くけれど。竹雄とその両親は、竹雄がついていながら申し訳ありませんとタキに頭を下げるが、もとより竹雄に責任はない。そしてタキのいいところは、こういう時に決して怒らないことだ。

拷問を受けている逸馬は、万太郎のことを、仲間ではない、金づるにしようと声をかけただけだと言い張る。よく漫画などでは、これを聞いた万太郎が、いや違う、と言い返すことが多いが、万太郎は逸馬の気持ちを汲み、話を合わせる。もちろん、結社に入っていないのは事実だから、それが当然ではあるのだが。

市蔵と竹雄が高知の警察署へ行くのに、タキは警察署長が顔見知りだから自分も行くという。万太郎がその場で釈放されたのは、タキのコネ(と恐らくは鼻薬)と逸馬の証言があったからだろう。Google Mapで見ると佐川町高知市は27km離れている。男の足なら5時間くらい。タキや綾を連れてとなると、もっと時間がかかるだろう。竹雄は高知から走って峰屋へ行き、その足で引っ返しただろうが、その晩はいくら何でも高知に一泊したはず。であれば、その晩、宿でいろいろ話をしたであろうが、帰途は話をした様子が見えない。ちょっと謎だ。


映画ランキング