窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「らんまん」(069)

第14週「ホウライシダ」(木)

放送日

  • 2023年7月6日

概要

佑一郎が、万太郎を訪ねて十徳長屋へとやってくる。佑一郎から、ミシシッピ川の治水工事の技師としてアメリカに行くと報告を受けた万太郎は、蘭光と三人で仁淀川へ行ったあの日に思いを馳せるのだった。万太郎は、佑一郎に田邊とのことを相談するが、「教授だけがすべてではない」と励まされる。一方の寿恵子は、えいに内職の相談をする。(NHKオンデマンドの解説より)

寿恵子は綾から万太郎にと1000円預かっているという。この使い道を相談したいのだが、万太郎は上の空……。

今日の寿恵子と万太郎

「わしが東京に出てくる時も、下宿をさがしてもらって」
「……ここ!?」

今日の佑一郎

「万太郎には教授がすべてじゃないじゃろう。訪ねて行く先があるいうことも、自分の宝じゃき」

感想

万太郎が悩んでいる時に見事なタイミングで登場し、道を照らしてくれる佑一郎。いい友だちだ。

寿恵子は綾から1000円預かっていた。なるほど、そういうことか。志尊淳がクランクアップしたというから、以後、佐川を描くことはないのだろう。史実では牧野富太郎はずっと実家にたかり続けていたようだが、それは描かないということ。その代わり、財産分けとして1000円を渡したということだろう。財産分けといえば聞こえはいいが、手切れ金でもあろう。

当時と現在の貨幣価値の換算は難しいが、ざっと2万倍とすると、約2000万円。まずまず妥当な額ではあろう。寿恵子はこのお金の使い道を相談と言うが、ひたすら生活費に充てるのがいいと思うよ。万太郎がこれから先もずっと無収入だろうし、2000万というと大金に聞こえるが、年200万で生活しても10年経ったらなくなるのだ。


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