窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「らんまん」(073)

第15週「ヤマトグサ」(水)

放送日

  • 2023年7月12日

概要

寿恵子は、高価な印刷機を買いたいと言いだす。突然の申し出に、万太郎、大畑夫婦は驚くが、寿恵子なりの熱い思いもあり、印刷機購入へと踏み出す。そして、長屋では印刷機を置くための大リフォーム計画が始動。倉木、丈之助らも万太郎の夢を応援するのだった。そこへ、大窪、波多野、藤丸の三人がやってきて……。(NHKオンデマンドの解説より)

大窪は万太郎に、一緒に研究をさせてくれと申し出る。波多野は、大窪さんが手伝うということは植物学教室と共同研究になるということ、そうしたら、もし新種だったら万太郎一人の手柄ではなくなる、と忠告する。藤丸は、焦っている田邊教授の指金ではないかと疑う。

今日の大畑夫妻

「でも、石があれでも、印刷機があれなら、うちが買った時よりあれなんだろ」
「お前あれあれあれって、何なんだよ」
石が輸入品でも印刷機が国産なら、うちが仕入れた時より安く手に入るんだよ……と言いたかったのだろう。わかるよ。

今日の大窪昭三郎(と万太郎)

「信じてもらえないかも知れんが、おれは、今初めて植物学を学びたいと」
「大窪さん、ここはわしの家ですき、ここで話題にされたことは、誰にも言いません」

感想

今回は大窪回だった。モブ一人にもこうしてキャラ立てしてくれるから、物語に深みが増す。

大窪の父親は元東京府知事、現在は元老院、大窪はその三男、留学までしたのに職が見つからず、やっと勝海舟の口利きで植物学教室の御用掛に採用された。屈辱だと思った。が、勝先生の顔に泥を塗るわけには行かない。だから必死で勉強した。そこへ万太郎がやってきたと……

続きは明日だが、恐らく、かつての波多野や藤丸、現在の野宮や脇田らと同じく、植物が好きでここへ来たわけではないところへ、植物学が第一希望、という人が来て、大窪の心の中で変わったものがあったのだろう。


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