窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「らんまん」(049)

第10週「ノアザミ」(木)

放送日

  • 2023年06月08日

概要

万太郎が大畑の印刷所に通い始めて三週間が過ぎ、季節はノアザミが咲く夏に。寿恵子は、万太郎に会えず悶々としていたが、意を決して大学へと向かう。植物学教室をのぞくと、波多野、藤丸らと楽しそうに笑う万太郎の姿があり……。一方、万太郎はついに石版印刷を教えてもらうことに。(NHKオンデマンドの解説より)

感想

学会誌作りに二年生だけでなく、三年生、四年生も巻き込むことに成功。講師の大窪も巻頭言だけでなく論文を掲載することに。目次ができたと喜ぶ万太郎だが、目次を一瞥するに、田邊教授と徳永助教授の名がない。学会誌は一度発行したら終わりではなく、継続的に出すものだから、今回はなくてもいいけれど、助教授が学会誌作りをどう思っているのかは気になる。今は、本当にできるのか怪しい段階だが、冊子が出来てきたら、万太郎は徳永あたりには手の届かない存在になってしまう可能性がある。

寿恵子は、万太郎の連作先を何も知らないから、コンタクトしようがないと思っていたが、大学で植物学をやっていることは覚えていて、東京大学の植物学教室までやってくる行動力を見せた。が、楽しそうに過ごしている万太郎を遠目に見るだけで、声をかけず。自分が寂しく感じている時に相手が楽しそうにしていたら、傷つくのは恋愛の常だが、相手の事情も、本当の心の内も、見ただけではわからないのだから、声をかけるべきだった……

寿恵子は、自分は万太郎に嫌われてしまったのではないかと思い込んでいる。まつは、寿恵子がそう思っていることも、大学までわざわざ会いに行ったことも、結局会えなかったことも知っている。それなのに、万太郎が「時期が来るまで店には来ない」と言った理由を寿恵子に頑なに打ち明けないのはなぜだろう。待たせたくないのか? しかし、万太郎を待たないとなると、高藤の妾へ一直線だ。その道は歩ませたくないのだろう?


映画ランキング