第18週「ヒメスミレ」(金)
放送日
- 2023年8月4日
概要
春、ヒメスミレが咲く頃――。長女・園子が天国へと旅立った。悲しみに暮れる万太郎と寿恵子の元へまつがやってくる。一方の綾も、峰屋をたたむことに心を痛めていた。そこへ豊治らがやってきて、竹雄と綾に労いの言葉をかける。二人は峰屋の土地を売り、再出発することを誓う。そして、万太郎と寿恵子も園子の幸せを空に祈るのだった。(NHKオンデマンドの解説より)
感想
史実では、富太郎の第一子が幼くして亡くなることは知っていたが、まさか園子が、しかもこのタイミングでそうなるとは思わなかった。
これまでは何が起きても明るかった寿恵子が救いだったが、その寿恵子が笑わないのはつらい。
万太郎も寿恵子も、「あの時こうしていれば……」「あなたがもっとこうしてくれれば……」のようなことを一切言わないのがいい、また、長屋のみんなが、変に慰めたり同乗したりせず、普段通りに振舞っていることに救われる。だからこそ、二人の寂しい思いが際立つ。
綾は店を畳んだことを万太郎に報告に行くと言い、竹雄は一緒に行こうと言う。来週は彼らの邂逅が見られるか。