窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「らんまん」(100)

第20週「キレンゲショウマ」(金)

放送日

  • 2023年8月18日

概要

田邊は、今後は欧米の学者に頼らず日本人自らが学名を与え発表すると、西洋の植物学者たちに宣言。新種かもしれない花の研究に一層打ち込むようになる。一方、期せずして同じ花と出会った万太郎も研究に没頭。新種かを見極めるためには果実の標本が必要だが、ついに田邊がそれを手に入れ新種と認定。「キレンゲショウマ」と名付ける。一歩及ばなかった万太郎だが、田邊を心から祝福する。しかし田邊は……。(NHKオンデマンドの解説より)

突然大学から、教授および教頭の職を罷免する旨の連絡が来る。青天の霹靂で大学へ行くと、徳永が美作と話をしていた。「留学から戻ってきたら、なぜ植物学研究室へ真っ先に来ない」と尋ねる田邊に美作は、「ばったり会ってドイツの話を聞かせていただいただけですよ」と含み笑いをする。

徳永が「教授、私も世界を見てきましたよ」と伝えると、田邊は徳永の手を握り「おかえり」と微笑む。

感想

田邊が首になった理由が不明。美作らにとっては邪魔者ではあっただろうが、法に触れる行ないをしたわけでもないのに、そんなに簡単に辞めさせられるものなのか。新聞小説も遠因かとも思うが、よくわからない。いち学者に戻り、研究に専念して新種も発表した矢先の出来事だけに、残念というほかはない。これで終わるとは思えないが……

研究室の教授が徳永になったことで、万太郎にも復活の目が出て来たということだろうか。

新種が発表できた時に、田邊が聡子に、お前のおかげだ、プレゼントをしよう、何がいい? と訊いた時に、「おねだりをしていいのですか」と答えた聡子は、もしや「寿恵子に会いたい」とでも言い出すのではと不安だったが、「一日だけ旦那様を私のものにしたい」――だったのには驚いた。一日だけ仕事を忘れて家族に向き合ってほしいと。二つ返事で「いいね」と答えたのも好感度倍増。まさかその直後に罷免の連絡が来るとは思いもしなかったが。


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