窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「らんまん」(123)

第25週「ムラサキカタバミ」(水)

放送日

登場人物

  • 本田望結(千鶴)
  • 森優里斗(山元虎太郎)

概要

大正12年9月1日。万太郎の図鑑はついに完成しようとしていた。万太郎は、永守がいる神戸に旅立つ準備を、寿恵子と千歳は、いつものように昼食の準備をしていた。その時―、関東大震災が発生。火災も起き、各地で甚大な被害が出る。大畑印刷所で働く虎鉄は、大畑と共に消火活動に。万太郎、千鶴たちは持てるだけの標本をもって渋谷へと避難する。(NHKオンデマンドの解説より)

感想

千歳の結婚から12年。孫も生まれ万太郎はおじいさんになっていた。

永守は軍から生きて帰って来た様子。改めて図鑑発刊のための費用をすべて負担してくれることになり、その原稿を持って神戸に行く直前に地震は襲ってきた。救いは万太郎も寿恵子も千歳も虎太郎も家にいたこと。千鶴も勤め先から帰宅し、互いの無事が確認できたこと。今日の時点では役所勤めの百喜、新聞社勤めの大喜の無事はわからない。

万太郎は、とにかく標本を持ち出さないと、潰れた家に戻ってサルベージを試みる。寿恵子もそれに協力。万太郎は、千歳には虎太郎を連れて避難するよう何度も指示するが千歳は動かず。結局標本の持ち出しを手伝う。

家がほぼ全壊し、遠くでは火事も発生するという未曽有の危機に、標本などに構っている場合ではないと、普通の人は思うが、万太郎(と寿恵子)にとってはそうではないことは、視聴者ならわかる。だからこの二人が危険を顧みず標本に飛びついたのはよい。が、幼い虎太郎を連れた千歳が、両親をほっておけないという気持ちからではあろうが、その場を動かなかったのはいただけない。確かに家族が離れ離れになるのもリスクだが、ここはさっさと虎太郎を連れて逃げるべきだった。

まあ、逃亡劇は明日も続く。これについては明日、答えがあるのかも知れない。

森優里斗は、万太郎の子役をやった子。孫に転生したようだ。「麒麟がくる」では朝倉阿君丸役、「鎌倉殿の13人」では金剛役。


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