窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「ブギウギ」(017)

第4週「ワテ、香川に行くで」(火)

放送日

  • 2023年10月24日

登場人物

  • 佐原悠誠(三休) ←昨日も登場していたが

概要

山寺でのストライキが続く中で、大和礼子はスズ子に自分の過去の話をする。両親に反対されて、縁を切ってまでも踊りを続けられたのは、梅丸の社長の大熊に拾ってもらったからなのだと言う。しかしその頃、大熊はUSKの処遇について大きな決断をしていた……。そして、礼子に思いを寄せているピアニストの股野もまた大きな決断をして、礼子たちがいる山寺へ向かうのだった。(NHKオンデマンドの解説より)

股野は梅丸をやめる決意をし、そのことを告げに山寺を訪れる。本当はオーケストラがやりたかった、その夢にもう一度チャレンジすると。そして、礼子が好きだと告白する。礼子は、今はそれどころじゃないと言いつつ、股野の決意に対しては応援を約束。同じ世界で頑張っていれば、また会える日が来ると告げる。

大熊は「要求は全部飲む。その代わり、大和には辞めてもらう」という決断を下す。林部長とアオイが山寺へやって来て、礼子のそのことを告げる。

感想

先週、蒼井優がプレミアムトークに出演したのはこれか! 礼子さん死んじゃうの、まさかね、と思っていたが。こういうネタバレを予見させるような出演のさせ方は、いい加減やめてほしいと思う。今週の金曜日に、礼子の「すべて」を語ってもらえばいいではないか。

礼子は恐らくこのような事態になることは覚悟していたに違いない。これまではいろいろなことが社長の一存で決まっていた、家族的な組織だった。よく言えば融通が利き、悪く言えば歯止めがない。無理もさせられた。そういうやり方から、きちんと体制の整った近代的な組織に脱皮しなければ成長はないということか。だから、大熊にとっては娘のような礼子も、責任を取らせなければいけないのだ。

山寺の坊主の名は三休。一休さんに倣ったものか。セリフはないが、動きがとてもいい。普段は殺風景なお寺にきれいなおねえさんが大勢いることに興奮し、また、妙に張り切っている様子が窺える。

大和礼子はいくつの設定なのだろう。蒼井優と同年代と考えると、15年前の姿が山下桐里というのは納得できるが、それだと今さらピアニストとのほのかな恋物語というのはどうかと思うし、娘役のトップでいられる年齢なのかとも思う。また、両親の庇護を飛び出してダンスを続ける決意をするのには遅過ぎはしないか? 大熊の許に来たのは12~15くらいではなかったのかなあ。


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