窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「ブギウギ」(018)

第4週「ワテ、香川に行くで」(水)

放送日

  • 2023年10月25日

概要

山寺でのストライキは団員たちの要求が全面的に受け入れられ幕を閉じる。山を降り、ようやくいつも通りの練習を始めようとしたスズ子たちだったが、そのやさき、大和礼子と橘アオイが責任を取ってUSKをやめることになったと伝えられる。スズ子たちはその決定に抗議をするものの……。礼子がUSKに残した思いを乗せて、強く、たくましく、泥臭く、そして、艶やかに――。魂の「ラインダンス」!(NHKオンデマンドの解説より)

ラストの「四季の宴~ラインダンス」が圧巻だった。今日はこれがすべて。

感想

今回の朝ドラはこうしたショーも同時に見られるから贅沢でいいが、演じる方は大変だ。それにしても贅沢な朝ドラであることよ。

昨日、山寺へ会社の方針を伝えに来た林部長にアオイが同行したのは、礼子に引導を渡すのは自分の手で、と思ったのだろうと思ったが、そうではなく、私も辞めると伝えに来たのか。

それにしても、ストライキをする意味をわかっていたのは礼子とアオイくらいで、案の定スズ子らは全然わかっていなかった。合宿の延長くらいに考えていたのだろう。

SNSでは大熊に同情する声が意外に多かった。礼子を娘のように可愛がっていても、経営者としては非常な決断をしなければいけなかった、だから最後はむせび泣いていたと。それはおかしい。ストライキなんかしてしまったらこうなるから、そうなる前に落としどころをつけようと、アオイらは必死で社長に訴えていたが、聞く耳を持たなかったのは会社の方だ。ストライキをやりたきゃやってみろと挑発したのだ。あの時、ちゃんと話し合いの場を設けていたら、会社はここまで譲歩しなくてもよかったかも知れないし、礼子やアオイを辞めさせることもなかった。すべては大熊の不徳の致すところだ。

圧巻のラインダンス、礼子やアオイも一緒に踊っているところが見たかった、という声も多かったが、それもどうだろう。礼子とアオイという一期生として劇団を引っ張ってきたスターがいなくなった代わりに、皆が一列に並んで踊るラインダンスを選択したのだ。礼子とアオイは卒業するいい機会だったのかも知れない。この二人が抜けて、梅丸はひとつ脱皮できたのかも。

しかし、今回の踊りは、全員がハイレグのスーツだというだけでなく、アハ~ンと媚びを売るようなしぐさが取り入れられたり、観客に背を向けお尻をフリフリしたり、かなりセクシーなものになっている。いいのか? と余計な心配をしてしまう。

スズ子が教育を担当した三人と和希も復帰。にぎやかになった。


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