窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「ブギウギ」(047)

第10週「大空の弟」(火)

放送日

  • 2023年12月5日

概要

役場の職員が梅吉の元を訪れて手渡した知らせには、六郎が戦死したと記載されていた。しばらくして、家に戻ったスズ子もその知らせを読み、六郎が戦死したことを知る。しかし、突然の出来事に、スズ子と梅吉は現実を全く受け入れられずに一晩を過ごす。翌朝、チズが心配したり、小夜がスズ子はしばらく休むだろうと団員に伝えたりする中、スズ子は楽団の事務所へ向かう。(NHKオンデマンドの解説より)

そして昭和41年12月8日、日米開戦をラジオが告げる。小村チズは「これで景気がよくなるかね」と言い、また楽団のメンバーは万歳を叫ぶ。スズ子も片手を挙げて万歳と叫ぶ……

感想

この朝ドラは、戦争を本気で描くつもりなんだな、と悟らされた。それはつらいなあ。

梅吉が「日本は今戦争に勝っているんだぞ。それなのになんで死ななあかんねん」がリアル。勝っている戦争だって死ぬ人はいるのだ。ただ六郎の場合、言うことを聞かない(指示が理解できない・動きがトロいため指示を完遂できない)からといって敢えて死地に赴かされたということはないだろうか、と考えてしまう。

米英と開戦したとの報に接し、万歳をする人たちがリアル。これまで日本は、戦争=勝つ=景気がよくなる、生活が豊かになる、だったからこその刷り込みだろう。それは敗戦国から吸い上げることによって得たものなのだけど……



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