窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「ブギウギ」(094)

第20週「ワテかて必死や」(水)

放送日

  • 2024年2月14日

概要

有楽町のガード下へとやってきたスズ子は、おミネたちの住み家へと連れて行かれる。スズ子は、誤解を解くために腹を割って話をしたいと伝える。一方、おミネは、立場が違うので理解し合えると思えないと反論する……。ある日の帰り道、スズ子は顔見知りの靴磨きの少年が怪我をしているところに出くわす。少年を家まで送り届けると、そこにいたのは、スズ子の幼なじみタイ子だった。(NHKオンデマンドの解説より)

感想

おミネらは、最初は強面だったが、一回話しただけであっという間に打ち解けた。ちょろい。ちょろいというのは言い過ぎか。

「勝手に戦争を始めて勝手に負けた誰かのために」おミネらは苦労している。そうした彼女らの生活に関して「誰か」は決して責任を取らない。スズ子もそうだ。戦争のために六郎は死んだ。愛助が死んだのだって、とどのつまりは戦争のせいだとも言える(栄養のあるものをきちんと食べていたら、もっと長生きできたかも知れないから)。そうした状況下で、お互いに必死で今日を生きていることが通じ合ったのだ。もう少し長引くかと思ったが、今週のヤマはここではないということだ。

達彦が商売敵から殴られ、ケガをしているのに行きあたったスズ子は、家まで送り届け、彼の母がタイ子であることを知った。懐かしく話しかける彼女に対し、タイ子は「どちらさんですか」ととぼけ、スズ子であることを認識させられても、帰ってくれと言い張るのだった……

スズ子が直接タイ子の恨みを買うようなことはしていないはずだから、スズ子の境遇を羨み、自分がみじめになるから遠ざけようとしているのか?



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