窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

TBS連続ドラマ「この世界の片隅に」第二話

出演

雑感

  • 前半は、すずの日常を描く、ほぼドラマオリジナルストーリー。戦時中とはいえ、楽しいこともあり、笑いながら過ごしていることをきちんと描くのは重要だが、間延びした感あり。少々退屈だった。
  • 後半、出戻ってきた径子の名台詞(?)「広島へ帰ったら」が炸裂(ただし解釈は原作と異なった)。
  • 「呉に嫁に行った夢を見た」「海軍の機密に触れた」がなかったのは、個人的に残念。原作のせりふがないからといって、それだけで文句を言うのはよくないが。
  • 径子の帰還は、音楽やカメラワークなどで「ラスボス登場」感満載だったが、尾野真千子は演技力で十分その存在感を表現できる役者だ。ちょっと演出が過剰だった。

(2018/8/5 記)

TBS連続ドラマ「この世界の片隅に」第一話

出演

スタッフ

粗筋

すずが周作と出会ったエピソードから嫁入りまで。

雑感

  • 連続ドラマで尺があるせいか、原作で「この世界の片隅に」という作品の連載が始まる前に描かれた三つの話(すずが周作と出会ったエピソード、りんと出会ったエピソード、水原哲とのやり取り)をきちんと描いていた。原作ではこれらのエピソードの位置づけが曖昧で、本作との関連が薄く(第一のエピソードは、本編では言及されることはない。第二のエピソードは、そもそも座敷童が誰なのか明記されていない、など)、ほんやりすずの夢の中の出来事かも、とも解釈できる。ドラマでは、事実あったことだと明確にしたわけだ。
  • 人買いから逃げる方法はよい改変。原作のやり方でうまく逃げられるとはとても思えない(だから、むしろ夢の中の出来事かもとおもわせる理由のひとつになっている)。事実なので現実的な方法を採用したのだろう。また、新婚初夜で周作がそのエピソードに触れるのも良い。ただし、兄が風邪をひいたから代理ですずが届けるのに、兄が元気ですずを殴っていたのはいただけない。
  • 尾野真千子の小姑っぷりが良い。
  • 新婚初夜、松坂桃李松本穂香にキスするシーンにドキドキ。周作がすずに対する思いをはっきりと告げたのは良かった。ただし、その気持ちは本物であろうが、女を知らないわけではない、とわからせる松坂の演技は見事。原作を知っているから、「誰と」経験したのかに思いを馳せてしまうのだが、このドラマではりんをどう描くのか楽しみである(映画では、尺の問題か子どもに対する配慮か、りんのエピソードがばっさり削られていたのが残念だった)。
  • 現代編の榮倉奈々が何者なのか不明。すずの曾孫とでもいうのか? なんのためのエピソードなのかも不明。恐らく前半は気を持たせるだけで明らかにはされないのだろう。
  • 伊藤蘭は、いくつになっても美人だなー。

(2018/8/5 記)

玉木宏と木南晴夏が結婚

2018年6月29日、玉木宏木南晴夏が、6月26日に入籍したことを双方の公式サイトならびにSNSを通じて発表した。玉木38歳、木南32歳。

玉木は二枚目でこれまでいくども映画やドラマで主演を張っている。共演した女優は自分がパッと思いつくだけで、上野樹里水川あさみ石原さとみ……と枚挙に暇がない(別に浮名を流したというわけではないが)。そういう俳優が、伴侶に選んだのが木南晴夏なのかと、意外と言っては失礼かも知れないがちょっと驚いた。ぜひうまくいってほしいものだ。

(2020/3/3 記)

「黒井戸殺し」(フジ)

概要

出演

俳優 配役 真田丸」での役 備考
野村萬斎 勝呂武尊(すぐろ・たける - 探偵
大泉洋 柴平祐 真田信之 医師・語り部
斉藤由貴 柴カナ 阿茶局 柴平祐の姉
遠藤憲一 黒井戸禄助 上杉景勝 被害者
向井理 兵藤春夫 - 黒井戸禄助の義理の息子
草刈民代 黒井戸満つる - 黒井戸禄助の義妹
松岡茉優 黒井戸花子 春(信繁の側室) 満つるの娘
寺脇康文 冷泉茂一 - 黒井戸禄助の秘書
余貴美子 来仙恒子 - 黒井戸家の女中頭
秋元才加 本多明日香 - 黒井戸家の女中
藤井隆 袴田次郎 佐助 黒井戸家の執事
今井朋彦 蘭堂吾郎 大野治長 作家
吉田羊 唐津佐奈子 稲(信之の正室 未亡人
佐藤二朗 袖丈幸四郎 - 警部
浅野和之 鱧瀬 - 顧問弁護士
和田正人 復員服の男 - 復員服の男
  • 今回は真田丸同窓会ではない(「真田丸」に出演していない人も何人もいるし、出演していた人も、その時の役を引きずっていない)が、かなり「真田丸」とかぶっているので一応併記してみた。

スタッフ

雑感

  • アクロイド殺し」はミステリーファンの間では非常に著名な作品で、犯人は誰でも知っている。それでは面白くないから、本作では犯人を変えたと思い込んでいた。そのため、後半に入るまで犯人が誰だかわからず、そういう意味では楽しめた。
  • 全部がわかってから再度視聴してみたが、かなり細部に至るまできちんと計算して作り込んであることが改めて実感され、感動した。
  • 上に記した登場人物全員を(役者を)知っていた。自分としては、これは非常に珍しいことだ。
  • 斉藤由貴が存在感があった。一説によると、不倫騒動で今年の大河ドラマの出演を辞退した斉藤を三谷が惜しみ、直接オファーを出したという。斉藤はその期待によく応えた、というところか。別に法律を犯したわけじゃあるまいし、こういうすぐれた役者はどんどん出演してほしいと思う。

(2018/5/17 記)

「ピアノの森」第一話「選ばれた手」

内容

  • 冒頭のシーンはカイがショパコンに出場した時のものだろう。ということはショパコンまで描くのか。相当長丁場になりそうだが、全何回の予定なんだろう?(全24話らしい。半年だ。NHKさん本気だな)
  • カイ、雨宮クン、キンピラ、阿字野、怜ちゃん、雨宮母が登場。

感想

  • カイ、阿字野の声が微妙にイメージと合わない。もっとも映画の時も合っていなかった(雨宮、丸山貴子は合っていた。今回はどうなるか)
  • ピアノを誰が弾いているか知りたい。

公式サイト

(2018/4/26 記)

カーネーション同窓会

感想

カーネーション」は2011年に放映されて話題になった連続テレビ小説で、総合テレビで再放送が始まったためできた企画。

朝ドラは見ない(見ている時間がない)から、それで何かをいうのは無責任ではあるが、本作品は朝ドラの転回点になった作品かと思っている。以後、ヒット作連発となるからだ。

ただ再会して、おしゃべりに花を咲かせる……という風に進行していくが、川崎亜沙美がうまく司会役をこなし場を回していた。こういう、司会と明示されないまま、自由に発言しているように見せつつ、限られた時間で予定の話題に触れていくというのはかなり難しいのだ。

ドラマを知らなくても役者を知らなくても、なかなか楽しめる座談会だった。

最後の方で、尾野真千子の目が赤くなり、目をつむって(開けていると涙が止まらなくなるからだと推察)しゃべる様子は圧巻。尾野真千子にとって「カーネーション」は、共演した仲間は、やはり特別の存在だったんだろうな。

宮沢りえと森田剛が結婚

3月16日、宮沢りえ森田剛が結婚した。同日に二人の連名でマスコミ各社にファックスされた。宮沢りえは44歳、森田剛は39歳。戸籍上は森田が宮沢姓になったという。

宮沢りえは、1991年に「Santa Fe」という写真集を出した。これはヘアヌードであると喧伝されたこともあって、異様な注目を集め、社会現象となった。売上げは(Wikipediaによれば)2003年までで165万部、これは日本人の芸能人写真集の記録だそうである。

宮沢りえにはさほど興味はないが、話題になったものだから、どんなものか一度は見てみたいと思い、古本屋にあったら買おうと、以来30年、機会があるたびに探しているが、目にしたことがない。Amazonマーケットプレイスを見ても、出品自体はたくさんあるが、ほとんどが在庫なしの状態。

その時は興味を持って購入しても、何年も経つうちに興味を失ったり、置き場所がなくなって邪魔になったりして、古書店へ売っぱらう人は一定数いる。100万部超のベストセラーとなれば、5年後10年後にはあちこちの古書店に置かれているのが普通。樋口可南子の「water ftuit」も、川島なお美の「WOMAN」もそれで手に入れた。が、「Santa Fe」はない。

話題にはなったけれど、実売数はさほどではなかったのではないかと、訝しく思っている。

篤姫登場「西郷どん」第5回「相撲じゃ! 相撲じゃ!」

出演

感想

  • なんでもかんでも気に入らないことがあると直訴しか思いつかない脳筋は、いい加減改めないと命を失うぞ。

(2018/8/5 記)

天才子役現わる!「西郷どん」第2回「立派なお侍」

柿原りんかに注目だ。

出演

粗筋

  • 吉之助は年貢を集める役人の補佐役を務めている。取れ高が悪く、とても年貢が払えない百姓を大勢見てきたが、不正をするわけにはいかず、自分の力ではどうにもならない。
  • 調所広郷に直談判に及び、固定制から変動制に変えてもらうが、検地を始めたところ、隠し田が見つかり、変動制はやめてくれと百姓から懇願され……
  • 藩の実権を握っているのは斉興だが、斉彬が藩主になれば、このような地獄の生活から抜け出せるのではと希望を持つ……

感想

  • 吉之助のような下級武士が調所広郷にお目通りなどできるわけがないが、大河の主人公ゆえに実現してしまう。なんだか「江」を思い出してしまう。そういう無茶なことをしなくても話は作れると、昨年の大河が証明したであろうに。
  • 昨年といえば、隠し田ネタは昨年をヒントにしたものか。いいものが取り入れてよいのだが……
  • 自分の家にも食うや食わずの弟妹や祖父母がいるのに、自分の(わずかばかりの)給金を困っている百姓に差し出したところで問題解決にはなるまいに……「それでもほっておけない」のが吉之助だということか。
  • 突っ込みどころは他にも山ほどあったが、それらを吹っ飛ばしてくれたのがふき役の柿原りんかだ。彼女の演技は見応えがあった。今回限りだが、彼女の今後に注目しよう。

(2018/2/4 記)

岡田義徳と田畑智子が結婚

2018年1月1日、岡田義徳田畑智子が婚姻届けを出し結婚したことを発表した。岡田義徳は40歳、田畑智子は37歳。

岡田義徳はなんといっても「女子ーズ」で桐谷美玲の上司役が光る。「3人の信長」にも出ていましたな。テレビドラマでは「八重の桜」「アフター・ザ・インビジブルレイン」「シャーロック」など。

田畑智子は「舞妓はレディ」の百春かな。テレビドラマでは「新選組!」の近藤つねかな。