感想
リョータはストリート・ミュージシャンだったが、コージとユニットを組んでからはだんだん人気が出て、ライブハウスを満員にし、レコード会社からも注目されるほどになる。が、天才肌のリョータは気分が乗らなければ唄わないなど、リョータの苦労も並じゃない。有名になるの目的じゃないからと、オーディションを受けるのも消極的。リョータの運転する自動車が事故を起こし、瀕死の重傷を負うが、その病院で、コージは「素敵なメロディが浮かんだ」と大喜びする……
いかにもありそうな話。求めあったりすれ違ったり。今も昔もバンドを組むということは、こうした苦労を日常にするということなのだ。二人でもこれなのだから、三人、四人と集まったら……
鈴木一真の演技が良かった。いるよなあ、ああいうヤなヤツ、と思わせてくれた。
二人だけでステージに上がっているはずのライブハウスで、ドラムやキーボードの音が聞こえた気がするがなぜ? そこは突っ込んではいけないところ?(笑)
リサイクルショップの小吉のお母さんは、病気かと思ったら、出産だった模様。でも産まれるずっと前から入院しているっぽいから、やっぱりどこか悪いのか?
釈由美子は、前作でようやく自然な演技ができたと思ったが、今回は若い人が相手だったためか再び高圧的で一方的な態度に戻ってしまった。今回は、終わった後、悩みはじめる。イズコは怨みの門の門番、という以外、何者だか全く知らされていないが、どうやら次回(以降)はそこに触れられる模様。

- 作者: 高橋ツトム
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2004/04/19
- メディア: コミック
- クリック: 2回
- この商品を含むブログ (10件) を見る