窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

これが東映のヤクザ映画「新仁義なき戦い 組長の首」

銀座シネパトス上映されるひし美ゆり子列伝の第五弾。

題名仁義なき戦い 組長の首
監督深作欣二
出演菅原文太(黒田修次)、小林稔侍(志村勝男、黒田の舎弟)、三上寛(笹木茂、志村の弟分)、水西村晃(和田徳次、大和田組組長)、梶芽衣子(楠美沙子、徳次の娘)、楠鉄弥(山崎努、美沙子の夫)、渡瀬恒彦須川国光)、成田三樹夫(相原重彦、大和田組若頭)、織本順吉(井関政治)、ひし美ゆり子(綾)、千葉真一(大阪のナイトクラブのバーテン)、他
制作日本(1975年11月1日公開)
劇場銀座シネパトス

  • 東映ヤクザ映画というものを初めて見た。深作監督に、俳優は菅原文太はじめ、ビッグネームが勢揃いでびっくりした。ひし美さんが出るというので観たわけだが、こうした機会がなければ見ることはなかったと思う。今日の時代背景と、自分の個人的趣味からすれば、そう何度も見たいと思うものではなかった。
  • ひし美さんの役どころは、付き合っている相手が次々と死んでしまうというもの。抗争激しいヤクザの、それ相応の立場の人間と付き合っていれば、相手が(抗争に巻き込まれて)死ぬのはやむを得ないが、逆にいえばそういう立場の人間が手に入れたいと思う女だということだ。チョイ役といえばチョイ役だが、そうした魔性の女を見事に演じ、存在感があった。存在感という意味では梶芽衣子よりずっと上だったのではないかと思う。
  • フィルムの保管状態が良くなかったのか、34年も経つとあんなものなのか、画像はかなり荒れており、音飛びも何か所もあった。
  • ひし美さんの姿にアンヌ隊員の面影はない。どちらかというと、現在のひし美さんによく似ている。

新 仁義なき戦い 組長の首 [DVD]

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