窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「どうする家康」(09)

題名

  • 「どうする家康」第09話「守るべきもの」

放送日

  • 2023年3月5日

登場人物

概要

一向宗側の軍師は、本多正信だった! 身近な家臣さえ信じられなくなり、引きこもる家康を、鳥居忠吉が訪ねてくる。たとえ裏切られても信じきるか、疑いがある者を切り捨てるか、二つに一つ。そう問われた家康は、ある決意を固める。激戦の末、優勢に立った家康はついに正信と対峙。民の声に耳を傾けるべきと切々と訴える正信に、家康は涙を浮かべながらも、苦渋の決断を迫られる。(公式サイトより)

家康が始めた戦なのに家康が病気を理由に引き籠っていたら戦局がどんどん不利になるのは自明の理。忠勝らも「どうやって戦いどうやって戦を終わらせるのかの指示がないと、ただ行ってこいでは戦えない」と酒井忠次らに不満を漏らす。そこへ、鳥居忠吉から「部下を信じるか、疑わしい者を片っ端から殺すか、二つに一つだ」と叱咤された家康が現われ、「わしはお前たちを信じる。ついて来たい者だけついて来い」と行って戦場へ出る。ここから戦局は次第に家康側に有利になり、一向宗は追い込まれていく。空誓は「これ以上、信者に死んで来いとは言えない」と和睦を飲む。

正信は捕らえられる。切腹か打ち首を覚悟した正信は、家康に「悪いのはお前だ」と説教。民が安心して暮らせる世を作れば、宗教など頼りにはしないというのだ。反省し、後悔もしている、が、それを表に出すわけには行かないのだと胸の内を語った家康は、定信を追放刑とし、逃がす。定信は和睦の条件は「元の状態に戻す」だが、寺があった場所はもともとは原っぱだったのだから、原っぱにしてしまえばいいと、最後の悪知恵を授けて去る。

雑感

松ケン回でありました。来週から当分拝めないと思うと、早くも松ケンロスである。

家康は頼りないけれど、ひとつ事件を経験するたびに、わずかずつ成長しているところはいい。運よく死なずにこれを積み重ねていけば、熟年になる頃には相当な武将になっているでありましょう。

それにしても、松平の家臣団は、それなりに有能な武将の集まりではあるが、悪く言えば脳筋の人ばかりで、大局を俯瞰して眺められる人は(今のところ)鳥居忠吉本多正信しかいないようだ。正信は殺せない。

素晴らしきtweet

(2023-03-12 記)


映画ランキング