題名
- 「どうする家康」第16話「信玄を怒らせるな」
放送日
- 2023年4月30日
登場人物
- 長尾謙杜(久松源三郎、家康の義弟)
- 眞栄田郷敦(武田勝頼)
概要
浜松に居城を移した家康だが、城下で虎松と名乗る少年に襲われる。遠江の民は徳川を恨んでいるという虎松の言葉に、家康は傷つく。一方、信玄に対抗し、家康は上杉謙信との同盟を探るが、それが武田方に漏れ、信玄を激怒させてしまう。武田との決戦を避けられないと覚悟を決めた家康は、人質として武田に送っている義弟・源三郎を救い出すが、そこには信玄の思惑が隠されていた!(公式サイトより)
暗殺者を極刑にしようとする家臣を止め、家康は無罪放免する。虎松の声は民の声、彼らに味方してもらえるようにするのは我らの責任だと。しかし、武田は遠江に色気を出し、調略を仕掛けてきていることは明らかだ。家臣たちは、武田と戦ったら十に九は勝ち目がないからなんとしても信玄を怒らせないようにと家康を諫めるが、家康は、攻めてくることを決めている、怒らせようと怒らせまいと関係ないと言う。
服部半蔵に命じて源三郎を救い出すが、源三郎は信玄からのメッセージを預かっていた。いわく、力のない領主は迷惑だから滅びるのが世のため、滅びるのが嫌なら家臣にしてやる、ただし手を差し伸べるのは一回だけだ……と。自分の一存で決められることではないと家臣たちに相談する。忠勝は、十にひとつは勝ち目がある、信長は桶狭間でその十にひとつをやってのけたと言う。夏目広次は、家康個人は信玄に敵わないかも知れないが、家臣団がいる、みなで知恵を出し合えば進言に匹敵することができると力強く答える……
雑感
- 信玄は家康が源三郎を取り返すつもりであること、その日程まで知っていたが、源三郎にメッセージを託し、逃亡を認める。認めるのなら、死人もけが人も出さず、静かに逃がしてやればいいのに、半蔵も女大鼠もけがを負ったし、武田の兵も何人か死んだ。面子もあるから何もしないわけにはいかないということか?
- 源三郎は別にリンチに合っていたわけではなく、武田の若手は厳しく鍛えられる、一緒に同じことをやっていただけだという。勝頼はもっと厳しい訓練を受けていた、とも。ケガをしてもなお訓練を続行するのは、効果という点では意味がないと思うが、まあ時代が時代だからな……
- 服部半蔵は大変な役目を言いつかり、命を懸けてやり遂げるのだが、登場するといつもコメディパートになってしまう。山田がうまいのか、脚本のせいなのか。