第12週「マルバマンネングサ」(木)
放送日
- 2023年06月22日
概要
タキは、体調の悪いなか平静を装い、寿恵子に百人一首の勝負を挑む。しかし、タキの異変に気づいた万太郎は、勝負を中断。タキは痛みをこらえながらも、二人に祝福の言葉を伝えるのだった。その夜、宴会で盛り上がる中、綾は一人、峰屋のこれからを考えていた。それに気づいた竹雄は、綾を一人きりにはしないと、改めて思いを告げる。竹雄の一途な思いは届くか!?(NHKオンデマンドの解説より)
今日の綾と竹雄
「竹雄」
「……はい」
「呼んでみただけ」
感想
寝たきりだったはずのタキが布団を片付け、きちんと着物を着て正座し、「綾とふじが大げさに言うたんじゃろう」と見栄を張っていたのは、万太郎に弱いところを見せたくないという意味もあっただろうが、百人一首は、一度三人で遊んでみたかったのかも知れない。恐らく、幼い頃も、万太郎はおばあちゃんと遊んだことはないだろうから。
今日は竹雄回。竹雄の告白に綾の気持ちに少し動きがあったようにも見えたが、まだまだわからない。
これまで視聴者は、綾が酒を飲むのをみたことがない。酒造りが好きだからと言って酒が強いとは限らない。が、「酔った」という綾に竹雄は「綾様がこのくらいの酒に酔うなんて」と、佐川を出る前から綾が酒に強いのを知っていた口ぶりだった。万太郎が下戸なだけに、綾が酒が飲めるのかどうかは気になっていたから、いける口であることは早い段階で示しておいてほしかった。