第12週「マルバマンネングサ」（金）
放送日
- 2023年06月23日
概要
タキは医師の鉄寛に病気を治してほしいとお願いするが、難しいと言われてしまう。鉄寛はタキに、東京に戻らずそばにいてほしいと万太郎に伝えてみては、と話す。そんな中、万太郎に手紙が届く。それは、マキシモヴィッチ博士が、万太郎が送った標本の中からマルバマンネングサを新種と認めた、という知らせだった。竹雄と寿恵子も大喜び。その話を聞いたタキは……。（NHKオンデマンドの解説より）
タキはふじに鉄寛先生を呼ぶように頼む。何の話だろう、葬式の段取りだろうかなどと想像していたら、万太郎の子をこの手で抱きたい、どうかそれまで長生きさせてほしいとの願いだった。が、鉄寛は「それはできません」とにべもなかった。それを聞いたタキは、「天命に逆らうことなどできるはずがない」とさばさばした表情で言うのだった。
寿恵子は万太郎に「ここで家族になりましょう」と言う。「ここでは研究ができない」と答える万太郎に、「あなたの作る植物図鑑の最初は土佐から始まるのでしょう。だったらこの地で採集や観察が必要なのでは？」と問いかける。
が、万太郎が採取した植物が世界の学会で新種と認められ、学術名にマキノの名が付いたことを知ったタキは、祝言をあげたらすぐに東京へ戻れと言うのだった。
感想
新種が認められたことも、寿恵子のやさしさも、タキの覚悟も、もろもろあるのだけれど、今回はヒサの回想シーンが登場したことに注目。しばらく前から広末涼子の不倫が大騒ぎになっており、事務所は広末に無期限謹慎を申し渡したそうだ。それに伴い広末の出演するドラマや映画の今後のテレビ放映は無理になり、本作でも二度とヒサの回想シーンはないだろうという噂があった。
が、広末が不倫をしようがしまいが、当事者や家族、周囲の人間にとっては大きな問題化も知れないけれど、別に犯罪を犯したわけではなし、視聴者にとっては本来どうでもいいはずのこと。今後の新作への出演ができなくなるのはある程度やむを得ないとしても、既に出演中の作品から排除されるのはおかしいし、するべきではないと思っていたからだ。
恐らく内部には反対する人もいただろうが、腹を据えてヒサのシーンを放映した番組の制作陣に拍手を送りたい。
