窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「らんまん」(086)

第18週「ヒメスミレ」(月)

放送日

  • 2023年7月31日

概要

万太郎の書いたムジナモの論文に激怒した田邊は、大学の出入りを禁ずる。大窪、波多野、藤丸は、どうにか万太郎を許してほしいと懇願するが、田邊は追い打ちをかけるかのように、土佐の植物目録と標本500点を大学に寄贈するよう万太郎に命じる。とにかく論文を書き直そうと急いで帰った万太郎。話を聞いた寿恵子は納得がいかず……。(NHKオンデマンドの解説より)

感想

先週の金曜日の衝撃の展開がどのように進むのかと思ったが、さらなる鬱展開が待っていた。

大窪らは、田邊は今は激怒しているが、あとで機嫌を直す可能性に賭け、「そのためにはやれることはやっておいた方がいいだろう」と論文を書き直すことに。論文を書き直すということは、刷り上がった植物学雑誌を破棄し、印刷のし直しをするということだ。その費用は誰が負担するのか? 今の槙野にその資力はなかろう。どちらかといえば事務局側の問題のようにも思うが、学会の予算を使ったのでは、直る機嫌も直らないだろう。それをいったいどのように捻出するつもりなのか。今はそこまで考えられないだろうが……

槙野はこれからも新種を発見し、植物学に貢献するだろう、今回は槙野に花を持たせてやり、世間の注目を浴びさせておいて、なんらかの形できちんと東京大学に席を作って田邊の教え子とし、今後の槙野の成果はすべて田邊の手柄にもなるような仕組みを作ってしまうのが、一番よいのではないかと思う。そうすれば美作秀吉の鼻もあかせるではないか。誰か、田邊にそのように進言してくれる人はいないものか。


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