窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

「らんまん」(110)

第22週「オーギョーチ」(金)

放送日

  • 2023年9月1日

概要

台湾から戻った万太郎は、寿恵子や虎鉄と「オーギョーチ」を食べながら、台湾での出来事を話し始める。寿恵子が持たせてくれた「日本植物志図譜」のおかげで命が救われたことなど――。一方、波多野と野宮はついにイチョウの精虫を発見。世界に向けて発表されることになる。万太郎は二人の快挙を喜びつつ、自分の研究に戻っていくのだった。(NHKオンデマンドの解説より)

精虫を発見したのは野宮。波多野は野宮に論文を書くように言う。英訳は自分がするからと。自分は画工ですよと答える野宮に、あなたは植物学者ですと返す。

「オーギョーチ」は台湾では知られた植物だが世界は知らなかったため、万太郎が新種として発表することになった。学名に現地の言葉を入れ込んだため、細田が「とんでもないことを!」と修正を迫るが、日本が台湾に日本語を押し付ける事情はわかるが、だからこそ現地の言葉を学名として永遠に残すのだと万太郎は言いきるのだった。

今日の万太郎

「わしはどこまでも地べたを行きますき」

感想

台湾編はあっさりしていた。「概要」では図譜のおかげで命が救われたとあるが、図譜で皆との間が近くなるのは命を救われたあとである。熱が出た原因もわからなかったし、陳がなぜ万太郎の拳銃を探したのか、万太郎が拳銃を携帯していなかったことが何か影響を及ぼしたのか、最初に紹介された時に陳が万太郎に向けた目つきの意味はなんだったのか。

恐らく、敵対心、猜疑心を抱いてくる相手には相応の態度で接するが、禁止されても現地の言葉を覚え、話しかけ、丸腰で飛び込んでくる人間には親切に対応するということなのだろう。が、ちょっと端折り過ぎの感はあった。

波多野と野宮の関係が素晴らしい。徳永教授に褒められた時に、「二人で見つけたんです」と言う野宮に対し、「野宮さんが見つけたんです」と言う波多野がいい。田邊教授と万太郎を見ていて、自分は万さんに決して同じような気持ちは持たせないと思っていたのだろう。

最後に突然、綾と竹雄と恐らくはその子たちが登場して終わり。来週は槙野家のターンか。


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