窓の向こうに

月に数回映画館に通う程度の映画ファンです。自分が見た映画やドラマの感想を書いています。

NHK「あさイチ」プレミアムトーク 蒼井優

放送日

雑感

橘アオイ役の翼和希と仲がよいことや、「アオイさん」と呼ばれると二人同時に「はい」と振り向いてしまうことなど、面白いエピソードはたくさんあったが、それは措く。

娘が一歳半で、当初の予定ではまだ復帰するつもりではなく、どうしようか迷ったというが、せっかくのお話だからと受けることにしたという。問題はそのあと。なんと蒼井が娘と二人で大阪に滞在しているのだという。「まんぷく」の時に安藤サクラのために、NHK大阪では託児所を作ったのだという。それに助けられたと。大吉は、現在のドラマの中でも、自分たちのためだけでなく、後輩のために、というセリフもあったけど、こうして安藤さんが道を作ってくれてそれを青井さんが利用されるという……などと美談ぽくまとめていたが、戦慄したよ。

もうしばらく育休を取るつもりだったけど仕事の都合で復職しなくてはいけなくなった、という話を家庭でした時に、パートナーは「いいと思うよ、頑張って」と言いながら、「撮影には娘を連れて行ってね」と言ったということだろう。「君が復職するなら、俺がしばらく休職するよ」という選択肢はなかったのだろうか。

いくら託児所があっても、子どもがいたら仕事に集中できないだろう。小さな子どもはすぐに体調を悪くする。そうした時にかかりつけの医師に診てもらうことができなくてもいいのだろうか。「仕事にかこつけて大阪に来てくれます」「離乳食を作る練習をしているそうですよ」と必死で山ちゃんを立てていたが、全くピントがずれている。「お前、奥さん一人に育児を押し付けているんじゃねーよ」と注意する人はいないのか?

こんなことがまかり通ってしまうのであれば、子どもを産みたくなくなるのは当然だよ。


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