放送日
- 2023年11月18日（17日深夜）
料理
- はまぐりのおすまし
- バラ寿司
- 天ぷら
- 菜の花のおひたし
概要
頑なに老眼鏡をかけずにいた筧史朗だが、事務所の人にもバレバレ。志乃から（百均の）老眼鏡をプレゼントされ、ついに老眼鏡を購入する。シロさんの誕生日が近いため、プレゼントするというケンジだったが、値段を見て諦める。
史朗の大学の同級生の訃報が届き、通夜に参列する。癌で闘病生活を送っていたようだ。子どもが三人いて奥さんもこれから大変だろう……と思っていたが、子は全員成人し、一番上の子には孫がいた。妻の諒子の話では、癌にかかってから三年、本当につらかったのは最後の二カ月くらいで、家族は気持ちを整理する時間が持てたし、孫の顔も見れたから、心残りはなかったんじゃないか、でもあと20年くらいは一緒にいられると思っていたから寂しいな……
ケンジは、前回の誕生日に、もう年を取りたくないと言い張って、以後誕生日のお祝いを拒否していたが、史朗は、一緒に誕生会をやりたいと説得。事故や病気で死ぬこともある。誕生日は、一年間無事に生き延びたお祝いなんだと。Okしたケンジのために、史朗は料理の腕を振るう。
感想
年齢を重ねることのあるあるが満載の回だった。
- 老眼鏡が必要になるが老眼を認めない（しかしかけてみると実に見やすくて驚く）
- 同年代の人が病気で死ぬ
- 小さいと思っていた友人の子が実はもう大きい
- 自分とパートナーがとりあえず生きていることに感謝する
「きのう何食べた？」は、料理の話なんだけど、（パートナーとともに）年齢を重ねていく物語でもある。そこがいい。
その他雑感：
- ケンジももう47歳なのに、たかが5万円かそこらの眼鏡を買えないのか？ そんなにお金ないのヤバくない？
- お葬式が明るかったのは不自然。いくら気持ちの整理をつけたって、50歳で死んだら家族はショックだ。顔が強張って笑顔なんか出てこないはず。故人が若いと弔問客も暗い雰囲気になり、雑談も湿っぽくなる。80、90で死んだ場合は会場で年寄りがげらげら笑って世間話をしていたり、孫（かひ孫）らがはしゃいでいたりするけど……
- エンディングでTACの美川のり子隊員がクレジットされていて驚いている。お葬式で「わたしもじきにおばあちゃんかな」と言っていた人だろうか。顔が全然違うような気がするが。
